一門衆は必死で引きとめ…元横綱・白鵬「通常は10年下積みも」親方1年目で異例の理事選出馬の狙い | FRIDAYデジタル

一門衆は必死で引きとめ…元横綱・白鵬「通常は10年下積みも」親方1年目で異例の理事選出馬の狙い

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
昨年10月、福岡県博多にある老舗クラブのママのパーティに参加した白鵬。本誌記者の問いかけに機嫌よく祝辞を述べていた
昨年10月、福岡県博多にある老舗クラブのママのパーティに参加した白鵬。本誌記者の問いかけに機嫌よく祝辞を述べていた

角界で騒動が起きている。

元横綱・白鵬(38、宮城野親方)が、日本相撲協会の理事選に出馬する意向だというのだ。理事になるには親方として10年ほどのキャリアが必要とされるのが、角界の常識。白鵬が宮城野部屋を継承したのは昨年7月だ。親方1年目での出馬となれば、異例中の異例の事態となる。

「『週刊現代』(5月20日号)によると、4月に開かれた宮城野部屋が所属する伊勢ヶ濱一門の懇親会で出馬の意向を示したそうです。歴代最多の45回の優勝と1187個の白星をあげた白鵬に、下働きをさせたくないとタニマチや親しい知人が忖度し、出馬を勧めたという話があります。早く理事になって、思い通りに仕事をしてもらおうと。

白鵬は、慣習にこだわらない奔放な性格です。周囲の勧めを受け、気持ちも固まってきたようです」(相撲協会関係者)

「そんなワケないだろう」

2年に1回行われる理事選の立候補者は、事前に調整され予定調和で選挙が行われることが多い。過去2回は無投票。立候補者の数が定員(10)と同数だったのだ。

「白鵬が理事選に出るという話を、八角理事長ら相撲協会幹部はまともに受け止めていないようです。『そんなワケないだろう』と。しかし伊勢ヶ濱一門の親方衆は、白鵬の本気ぶりに青ざめています。理事選に出て年功序列の慣習が破られれば、自分たちが白い目で見られる。『もう数年待ってくれ』と、必死に引きとめているそうです」(同前)

白鵬が理事選に出る狙いとは、なんなのだろうか。

「白鵬には、以前から相撲を海外にも開かれた競技にしたいという思いがあったようです。日本の伝統文化を、外国の人たちにも広く知ってもらおうと。理事になって、古い体質を変えたいと考えているのかもしれません。

いずれは、自身の宮城野部屋も日本を象徴するイメージに刷新したいという構想もあるとか。海外から来る旅行客を念頭に置いているみたいです。ガラスばりにして、誰でも稽古を見学できるようにする。母国モンゴルの人々にも胸をはって紹介したいのでしょう」

現役を引退しても衰えない元大横綱の情熱。相撲協会の幹部たちは、白鵬の斬新な思いを受け入れられるのだろうか。

  • PHOTO芳賀慧太郎

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事