「両親が睡眠薬を飲んだ…」と供述した市川猿之助 捜査は困難を極める「薬物事件の証明」 | FRIDAYデジタル

「両親が睡眠薬を飲んだ…」と供述した市川猿之助 捜査は困難を極める「薬物事件の証明」

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すでに搬送された病院からは転院した市川猿之助。警察の事情聴取に応じているが…
すでに搬送された病院からは転院した市川猿之助。警察の事情聴取に応じているが…

「家族会議をした。死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」

5月18日、東京・目黒区で、歌舞伎俳優の市川猿之助が救急搬送されたが、両親は死亡。19日に猿之助が退院して警察の事情聴取を受けた際、

「両親が睡眠薬を飲んだ」

という趣旨の供述をしたことがわかった。

猿之助は絵画用のキャンバスに手書きで遺書のようなものを書いており、それとは別にメモも見つかっている。家族以外に遺産を渡すという内容だったことから、猿之助も自殺を図ったと見ていいだろう。

「可愛がっている俳優の名前が書かれており、〝来世で一緒になろう〟という内容が書かれていたようです。書き置きのメモも彼に遺産を渡すという内容だったようです。

男性俳優は付き人のような関係でありながら、猿之助さんの舞台にもよく出演している。彼のインスタにも猿之助さんは度々登場していますから、非常に仲は良かったのでしょうね」(女性誌記者)

一方、今後の猿之助はどうなるのか……。

一度自殺を図ったとすれば、警察も安々と自宅に帰すわけにはいかないだろうし、事情聴取もしっかりしなければならない。しかも両親は向精神薬中毒で亡くなっていることがわかっている。

猿之助は両親が睡眠薬を飲んだと供述しているが、どんな薬を飲んだのかは不明だ。自宅からは睡眠導入剤は見つかっていない。

医療機関のウェブサイトによれば、〝向精神薬〟と一言で言っても軽い睡眠導入剤もあれば、鎮静剤、催眠剤、精神安定剤、抗不安剤と様々な種類がある。

「一般論ですが、薬物で亡くなった場合は証明が非常に難しい。本人が自ら飲んだのか、説得して飲まされたのか、騙されるような形で飲んだのか、そうなれば〝誰に〟飲まされたのか……。

和歌山カレー事件や紀州のドン・ファンの事件でも結局、状況証拠しかありません。報道する側も非常にデリケートにならなければならない。しかし供述によると、猿之助さんは家族会議のような形で両親が飲んだことは最低でも知っていたわけですから、自殺幇助罪に当たる可能性は否定できません」(テレビ局報道記者)

どちらにせよ、猿之助は明治座での主演舞台を放棄するなど、身勝手な行動をしたことには変わりはない。だからこそ、誠意を持って真実を語ることが、仲間やファンへの償いになるのではないだろうか……。

  • PHOTO原 一平

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