大悟のデニムいじり&ノブの鞄いじり批判も…千鳥が「このままではダウンタウンになれない」ワケ
5月4日に放送された『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)の中で「千鳥」の大悟(43)が発した言葉が騒動に発展した。ことの発端は、同番組の企画で千鳥の2人が大悟の私服を探しにセレクトショップに訪れ、両脚の正面に裾から腰までジッパーがデザインされたデニムを試着した大悟が、
「正面チャック2枚ち◯ぽ出し変質者やん!」
と下品な言葉で表現したことによる。
「ただ、これは大悟だけでなく相方のノブ(43)もよくやるパターンです。4月20日の放送回では荒川区で商店街の街ロケを行い、大悟がノブに『嫁にどう?』と黒い小さめのバッグを薦めたところ、ノブが『犬の糞入れか!』とツッコミを入れ、これがネットでプチ炎上しました。ただ、この番組は千鳥が“中学生レベル”の悪ノリでロケを進めていくというのがウリなので、放送禁止ギリギリのところを狙って、放送するかどうかは制作側の判断に任せるという意識があったのでしょう」(バラエティ番組制作関係者)
当初は大悟の「変質者」発言に対し、ネットでプチ批判はあったものの炎上するほどではなかった。しかし、デニムのデザイナーがSNSで抗議したことで、流れは一変。テレビ朝日が謝罪文を発表したのだ。ただ、千鳥の2人は相変わらず全く反応していない。ある芸能事務所関係者はこのように苦言を呈した。
「謝罪とまではいかなくても、何かしらの発言はあって然るべきだと思います。確かに、番組内での発言はその本人よりも制作側に責任があり、スポンサーも関係してきますから独断で謝罪することはできません。しかし、視聴者にそんな業界のルールは関係ありません。だからこそ、そこから先は芸人の力量に関わってくると思うのです」(芸能事務所幹部)
例えば、「オードリー」春日俊彰の『ペンギン池落下』騒動や「相席スタート」山添寛の『韓国ロケ』騒動では、2人は大きな批判にさらされ、その後も『テレビで謝罪しない』という理由で大炎上した。しかし、春日は、独自の判断で動物園に謝罪に訪れたことが報じられると世論は一変。春日の対応は多くの人々に支持されたのだ。
「千鳥の場合、大悟は過去、2度にわたって不倫を報じられています。本人も暗に認めているにもかかわらず炎上どころか、視聴者からは『大悟らしい』で片付けられている。今回の騒動も、SNSでは『彼らしい』で片付けられている。今まではそれで良かったかもしれませんが、今後はそうはいかないでしょう」
そう語るのは、バラエティ番組担当のテレビ局幹部だ。
「千鳥には、自分たちが国民的タレントになってきたという自覚が足りない気がします。冠番組をいくつも持つということは、大きな影響力を持っているということ。千鳥は“次世代のダウンタウン”とまで言われています。ダウンタウンで言えば、浜田雅功がゲストの頭を叩いても松本人志がしっかりフォローを入れる。何か問題を起こしても、そこをずっとイジり続けて世間の燻りを代弁することで沈静化させています。そういった力量が千鳥にはまだ足りません。このままではダウンタウンにはなれないでしょう。以前は不倫でも許されましたが、これからはそうはいきません。今回のプチ炎上は良いきっかけだと思います。大ごとになる前に気づいてほしいですね」
千鳥はもはや大ブレイクを果たしたと言っていいだろう。ただ、そこから「国民的タレント」になるには、大きなもう一歩が必要かもしれない。




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PHOTO:坂口靖子、西原秀、高塚一郎(3、4枚目)堀田咲