千鳥もEXITも…!芸人超ブレイクの裏に名プロデューサーあり

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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『千鳥』は大阪の名だたるお笑い賞を総なめ。『M-1グランプリ』では4度、決勝進出を果たした。昭和の匂いがする型破りな大悟がボケ役だ

地上波とネットを合わせ10本以上のレギュラーを持つ『千鳥』。そのなかから『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)と『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)がプライムタイムに昇格した。

「千鳥は大阪では早くから売れていて、実は’12年に東京に進出しています。『ピカルの定理』(フジテレビ系)のレギュラーとなったのですが、加入から1年半で番組は終了。その後は鳴かず飛ばずだった。’14年には『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で『帰ろか…千鳥』という企画が放送され、大阪に帰るのも時間の問題だという見方もありました」(バラエティ番組スタッフ)

だが、辣腕(らつわん)プロデューサーの目に留まったことで人生が一変する。

「『帰ろか…千鳥』は東野幸治(53)の持ち込み企画だったのですが、『アメトーーク!』の担当、加地倫三プロデューサーに刺さったのです。以後、加地さんは自身の番組で千鳥を重用。加地さんにハマる=ブレイク間近というのが業界の定説で、他局のプロデューサーも千鳥を使い始めた。結果、露出が激増して、ブレイクを果たしたのです」(前出・バラエティ番組スタッフ)

もちろん、当人に実力があるのが絶対条件だが、露出がないことには売れようがない。加地氏のようなチャンスを与えてくれるプロデューサーは貴重だ。

放送作家によれば「加地氏のような辣腕(らつわん)プロデューサーは業界にあと二人いる」という。芸人間の視聴率の高さで知られる『ゴッドタン』を手がけ、なおかつ、テレビ東京社員ながら『オールナイトニッポン0』(ニッポン放送)でパーソナリティを務める佐久間宣行氏がその一人だ。

「加地さんが実力派芸人のブレイクを後押ししているのに対し、佐久間さんは『EXIT』や『宮下草薙』ら〝第七世代〟から朝日奈央(26)のような下ネタOKの美女、実力派ヒップホップユニット『Creepy Nuts』まで、ジャンルにこだわらず若い才能を積極的に起用する。『ゴッドタン』の名物企画『この若手知ってんのか!?』では、無名の芸人を集めてネタをやらせるなど、お笑い愛が深い」(前出・放送作家)

バラエティ3大プロデューサー、最後の一人が『水曜日のダウンタウン』を手がけるTBSの藤井健太郎氏だ。

「群れるのを嫌うが、作る番組は玄人(くろうと)受けするという〝バラエティ界の大門未知子〟みたいな人です(笑)。クロちゃん(43)を徹底的にイジる企画を見てもわかるように、ドSな性格。なので、リアクション芸人はハマると仕事が増えますが、メンタルが弱いタレントはフィットしづらいですね」(制作会社ディレクター)

ユーチューバー芸人・フワちゃん(26)は「狙いは賞レースより日テレ」とブレイクの秘訣を語って話題になった。

「『行列のできる法律相談所』の髙橋利之プロデューサーがキーマンだという意味でしょう。髙橋さんはゲスト枠が多い番組を多数担当しているから、新人を売り込みたい芸能事務所が最重要マークする一人。日テレは横のつながりが強く、一つの番組でウケたら、他の番組も追随して局内でバズる傾向がある。りんごちゃん(32)のように日テレ発のニュースターが生まれやすい」(芸能プロ幹部)

スターの陰には仕掛人がいるのだ。

『FRIDAY』2020年10月30日・11月6日号より

  • 撮影坂口靖子

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