「空港にファン集合」ガーシー容疑者 ついに逮捕で「年商20億円」有料サロンの〝閉鎖危機〟
海外逃亡犯のガーシー容疑者(本名:東谷義和)がついに逮捕だ――。
著名人らを常習的に脅迫したなどとして、逮捕状が出ているガーシー容疑者が、拠点にしていたUAE(=アラブ首長国連邦)から帰国。6月4日に成田空港で警視庁に逮捕された。
空港や移送先の警視庁本部などには、ファンと思われる人たちが多数押しかけた。
「TBSによれば、日本側の求めに応じたUAEによる事実上の〝強制送還〟と報じられました。ガーシー容疑者は10年間居住できる〝ゴールデンビザ〟を取得していることを公表していましたが、そのビザが失効したのかもしれませんね」(ワイドショー関係者)
ガーシー容疑者は去年、参院議員を除名された直後に、常習的に脅迫したなどの疑いで警視庁が逮捕状を取っていた。ガーシー容疑者は議員期間中も、逮捕状が出てからも一度も帰国しておらず、それどころかドバイの拠点を引っ越して変更するなど、警視庁に協力的な姿勢は見せていなかった。
さらにパスポート返納命令が出されるも〝紛失した〟と主張。警察当局は先月、捜査員らをUAEに派遣し、現地当局に捜査協力を依頼するなど調整を続けており、ようやく逮捕にこぎつけたとみられる。
海賊版サイト『漫画村』を運営し、海外で逮捕され3年間服役した元運営者の星野ロミ氏は3月にツイッターで
《ガーシーさん逮捕状でたか。凶悪犯罪じゃないのに国際指名手配されると普通なら執行猶予なはずでもほぼ実刑になるんだよな》
《国際指名手配で執行猶予見た事ないでしょ?》
と自身の経験に基づき推測した。
これまで警察にブチ切れたり、政治家や大物経済人などにも散々ケンカを売ったりしたことを思えば、大きな力によって“意地の逮捕”そして起訴に持ち込むのだろうか。
「元々はBTSに会わせるという詐欺をして、警察が動き始めるとドバイに逃亡した。ユーチューブを始めるとまたたく間に注目を集めたが、チャンネルがBAN(閉鎖)され独自のオンラインサロンを開始した。
ピーク時は月額30ドル(約4200円)で4万人の会員がいたので月商約1億7000万円、年商20億円に及ぶと言われていました。本人が逮捕され拘束されれば、ほとんどの会員が離れていくでしょう。常習的脅迫だけでなく、パスポート返納命令にも違反しているため、両方で起訴された場合、併合罪でさらに罪は重くなる可能性も。まさにドバイの楽園から一気に地獄へと叩き落とされるかもしれませんね」(テレビ局報道記者)
オンラインサロン『GASYLE』のサイトを見てみると不特定多数への配信が難しくなったとして
《今までのガーシーさん1人対多数という構図ではなくそれぞれのGAREW(編集部注:会員の愛称のこと)の方に個別で、1対1での交流をメインにした内容を考えました。》
と書かれている。
1対1の交流となると余計にガーシー容疑者の存在は必須となる。運営自体は非常に厳しいものになるだろう。
ダークヒーローの〝バブル〟はついに終焉を迎えるようだ……。
PHOTO:共同