ガーシー容疑者の逮捕で「元NHK党」立花孝志氏が〝水を得た魚〟状態　「カンパ計画」をぶち上げ

俳優・綾野剛らを脅した暴力行為等処罰法違反（常習的脅迫）などで国際指名中だった〝ガーシー〟こと東谷義和容疑者が６月４日、滞在先のＵＡＥ・ドバイから帰国し、逮捕された。

これに小躍りしているのが、『政治家女子48党』の立花孝志氏だ。帰国の一報を聞いたのは、４日午前。ニュースで大々的に報じられると、早速ユーチューブで生配信し、状況を伝えた。

「政女党は大津綾香氏との内紛で党のイメージがガタ落ち。４月に行われた統一地方選では議席を大きく減らし、結党以来の危機に瀕しています。さすがの立花氏も堪えたのか、一時期体調不良に陥るなど、気が気ではありませんでした。

それがこのタイミングでガーシー容疑者が帰国し逮捕されたことで、再び耳目を集める存在になった。立花氏は水を得た魚のように、動き回っていますよ」

そう語るのは全国紙記者だ。

党としては、全面的にガーシー容疑者側に立つことを早々と宣言。永田町関係者は

「この時点でまともな政党ではない。通常、『警察の捜査に協力いたします』と回答するのがセオリーなのですが…」

と呆れる。

立花氏はガーシー容疑者の保釈を見据え、保釈保証金や裁判費用をカンパで募るとブチ上げ。同日行ったホリエモンとのユーチューブ対談では、ヤメ検の敏腕弁護士の手配を検討していると明かした。

「党のカネでガーシー容疑者を全面バックアップし、足りない分はカンパで補充する算段のようです。まだ保釈保証金すら設定されていないのに、一般から資金を募ろうというのですから、仕事が早いですね（笑）。

それこそ想定を上回る金額が集まったらどうするのか。ガーシー容疑者にどのようにおカネを届けるのか。政女党はおカネで揉めた経緯がある。まずは透明性の確保が求められます」（前出・スポーツ紙記者）

次から次へとあふれ出るアイデア。ノリノリの立花氏はホリエモンとの動画で次のように断言した。

「これはもう間違いなく、次の解散総選挙はガーシー立候補ですよ！」

これには対談相手のホリエモンも

「え、やっぱりそうなの！？」

と苦笑するばかり。ただ、立花氏の脳内には勝利の方程式が浮かんでいるようで

「仮に実刑食らうにしても（最高裁までいけば）３年はかかるわけで。その間の２年以内に選挙があるわけだから、選挙で『ガーシーは無実だ』『ガーシーを辞めさせた政党に入れるくらいだったらガーシー応援しようぜ』となる」

と分析した。ガーシー容疑者は公民権停止となる対象の罪状ではなく、公判中の立候補は可能となる。実刑判決が出て、刑務所に服役した場合のみ、その間は被選挙権を失う。

「ガーシーで始まり、ガーシーで終わったように見えましたが、再びガーシーで（立花氏が）息を吹き返しました。もっかの立花氏は超ハイテンション。〝水を得た魚〟かのように、これから記者会見を連発してメディアジャックしていくつもりですよ。

そんな立花氏に当局も顔をしかめていて、ガーシー容疑者を簡単に外に出したら、何を喋られるかわからない。ある意味、〝外野〟がここぞとばかり動き回るせいで、当局の態度は硬化していくことになります」（全国紙社会部記者）

と話す。

再び始まった〝ガーシー劇場〟の結末や、いかに――。