「結構シリアスな問題を抱えている」映画『キントリ』市川猿之助の代役がなかなか決まらない理由 | FRIDAYデジタル

「結構シリアスな問題を抱えている」映画『キントリ』市川猿之助の代役がなかなか決まらない理由

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映画の公開延期が発表されて3週間が経ったが……
映画の公開延期が発表されて3週間が経ったが……

市川猿之助の「一家心中」事件を受け、映画「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」の公開延期が配給元の東宝から発表されて、およそ3週間が経過した。

この映画は、警視庁捜査一課の取調べ専門チーム『緊急事案対応取調班=通称キントリ』の活躍を描く、テレビ朝日の人気ドラマの完結編。天海祐希が主演で、猿之助は天海に取調べられる内閣総理大臣役を演じていた。

あらすじを紹介しておこう。

未曾有の台風が連続来襲する日本。国家を揺るがす非常事態の最中、内閣総理大臣(猿之助)は、災害対策会議に10分遅れて到着する。さらに、その「空白の10分」を糾弾する暴漢(佐々木蔵之介)が現れ、総理大臣襲撃事件が発生。

警視庁は、暴漢による事件を解決するため、キントリの緊急招集を決定。天海らチームは取調べを開始するが、暴漢は取調室に総理大臣を連れて来いとの要求を繰り返す。取調べが行き詰まる中、総理に「ある疑惑」が浮かび上がる。

「暴漢と総理大臣は学生時代にヨット部の仲間という設定。ある疑惑とは、総理が過去に関与した犯罪を指し、暴漢はその内容をよく知る人物ということです」(スポーツ紙芸能デスク)

猿之助の事件が発生し、制作陣は代役を立てて撮影し直すことで公開を目指す方針だ。

「猿之助の代役候補を詮索する報道はありますが、実際にはまだ決まっていないとのことです。当然ながら、捜査の進展を見守っていることが大きいようです。捜査当局がどのような判断を下すかが見えないと動きづらいのでしょう」(同前)

猿之助の捜査を担う「リアル」な警視庁捜査一課が検察とすり合わせをした結果、どのような判断を下すのかにジリジリしている感じが伝わってくる。とはいえ、仮に打診をしていないとしてもある程度、候補のピックアップくらいは済んでいるのではないだろうか。

「それが結構シリアスな問題を抱えているようなんです。何しろ総理大臣なのだから『ここは大御所に』というふうに周辺や外野は考えがちではありますが、実際はそうでもないと……。先ほど暴漢と総理大臣がボート部で同期だとお伝えしましたが、つまり、両者を演じる俳優の年齢がだいたい同世代に収まる必要があるわけです」(同前)

脚本を最初から書き直したり佐々木蔵之介を外したりしない限り、猿之助の代役は佐々木の年齢に近づける必要があるということだ。

「佐々木が55歳で猿之助が47歳。それくらいの年齢層で、首相に見合う説得力のある演技ができる役者を探す必要があるということになります。一国の宰相役だからといって、北大路欣也、西田敏行、小林薫といった面々には頼めないということでしょうね」(同前) 

香川照之に件のスキャンダルがなければ起用されていた可能性もあるようだが、「猿之助がダブって見えるから歌舞伎絡みの役者は起用しづらい」(東宝関係者)との声も強くあるようだ。

関係者らにとって、胃の痛い日々がしばらく続きそうだ。

本来なら香川照之が適任なのだが……
本来なら香川照之が適任なのだが……
  • PHOTO原一平

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