「父親へは〝殺人罪〟の可能性も…」市川猿之助容疑者逮捕で150年続く〝大名跡〟が完全消滅の恐れ | FRIDAYデジタル

「父親へは〝殺人罪〟の可能性も…」市川猿之助容疑者逮捕で150年続く〝大名跡〟が完全消滅の恐れ

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母親への自殺ほう助の容疑で逮捕された市川猿之助容疑者。歌舞伎界に激震が走った……
母親への自殺ほう助の容疑で逮捕された市川猿之助容疑者。歌舞伎界に激震が走った……

澤瀉屋(おもだかや)「猿之助」の大名跡が消滅するのか――。

歌舞伎俳優の四代目・市川猿之助(47。本名:喜熨斗孝彦)容疑者が6月27日、母親の自殺を手助けしたとして自殺ほう助容疑で逮捕された。

座長を張る超人気役者が自殺ほう助で逮捕されるとは前代未聞だろう。歌舞伎ファンからも“あの猿之助さんが、信じられない…”という声が多く上がっている。

しかしこれはまだ序章に過ぎない。

「5月中旬に事件は起き、1ヵ月以上もの間、警察は非常に慎重に裏取りをして捜査を進めていた。こんなスターを逮捕・起訴するなら、絶対に有罪にしなければ国民からどれほどの批判を受けるか分かったものではないですからね。

母親からは強い睡眠導入剤の成分が2種類検出。猿之助容疑者も2種類飲んだと供述している。さらに薬を砕いて水に混ぜて両親が飲んだという供述もしているそうです。しかし致死量は数千錠になるほど安全に作られている。それを踏まえてどうやって亡くなったのか不可解な点はまだ多い」(全国紙記者)

処方されたとしても、月に30錠程度が限界だろう。数千錠の睡眠導入剤をストックするとは考えづらい。ましてや2人分、いや自分も自殺するつもりだったというなら3人分の致死量の睡眠導入剤を用意していたのかという疑問も残る。

さらに不可解な点は猿之助容疑者の行動だ。

両親が薬を飲んだあと、楽に死ねるようにビニール袋を顔にかぶせたというが、錠剤の袋やそのビニール袋は猿之助容疑者がご丁寧にもゴミとして処分したというのだ。

「普通自分が死ぬ前に、そんな証拠隠滅のような動きをするでしょうか。死ぬならどんな証拠が残ろうとも気にしないのでは。警察が逮捕したのも、自殺防止の観点と、あとはさらなる証拠隠滅の恐れを懸念して身柄を拘束する必要があったからだと思われます。

母親に関しては自殺ほう助罪ですが、父親の市川段四郎さんの死亡に関しては最低でも自殺ほう助罪、供述や証拠によっては〝同意殺人罪〟や普通の〝殺人罪〟も視野に入れているようです」(テレビ局報道記者)

ポイントは介護が必要だったという段四郎さんが、正常な判断をして死を受け入れたかどうかという点だ。

「承諾なしに薬を飲ませたり、ビニール袋をかぶせたりしたと判断されれば殺人罪もあり得ます。死因に関しても司法解剖の結果、向精神薬中毒の〝疑い〟があるだけで警察が会見などして正式に発表したものではない。今後の捜査や起訴の段階でひっくり返る可能性はあります」(同・テレビ局報道記者)

数千錠の睡眠導入剤が死因ではなくビニール袋による窒息死が死因だったら……。

150年以上途切れることなく受け継がれてきた「猿之助」という大名跡。一人の犯罪によって途絶えることが、現実味を帯びてきたかもしれない――。

  • PHOTO原 一平

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