<h3>直撃インタビュー 
6.25には格闘家人生を懸けてゴマキの弟と対戦 
かつての俳優仲間たちに苦言を繰り返す「真意」とは何か？</h3>
<figure id="attachment_318819" aria-describedby="caption-attachment-318819" style="width: 1844px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="20e568aa"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/06/13409f8cd2ab76e7202b09130e3b5c84.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-318819" class="wp-caption-text">SNSで俳優仲間への想いを投稿し続けている高岡。その裏にある本音を、１時間以上にわたり語り明かした</figcaption></figure>
「僕は暴露をしたいわけじゃないんです。インスタに投稿したのは、″彼ら″へ向けた僕なりのエールです」
ジッとこちらを見つめながら、高岡蒼佑（41）は淡々と語った。″彼ら″とは６月に入ってから自身のインスタグラムで苦言を呈している俳優仲間を指す。なかでも大手芸能事務所の社長に就任した小栗旬（40）のことは、「あいつは昔から狡賢(こうかつ)すぎる。一度根性叩き直されたほうがいい」と痛烈に批判している。ネットでは「第二のガーシー」との声も上がっているが、本人は一笑に付す。
「ガーシーさんとは、面識はありません。僕がやりたいことも、ガーシーさんとは違います。僕が投稿したのは、自分が見てきた素顔と、世間のイメージがあまりに違うと感じたからです。とくに一番、違和感を覚えたのが（小栗）旬でした」
二人が出会ったのは高岡が18歳の時だ。年齢が近いことからすぐに打ち解けた。しかし、高岡は次第に違和感を覚えるようになっていったという。
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「旬は気弱なのに強がるタイプなんです。若い時分は、仲間でいると急に気が大きくなって、自分が知らない人にも喧嘩を売るんです。それは周りに止めてくれる人がいるから。タバコを持つ手はブルブルと震えて本当は怖いのに、後輩に良い格好を見せたがる。
で、段々と付き合いが深くなるとトラブルがある時だけ、僕を頼ってくるようになった。先輩俳優のＡさんとある有名女優が付き合っていたときも、彼女を口説こうとして、Ａさんから電話で『小栗、お前いい加減にしろよ』と一触即発になり、『蒼ちゃん、どうしよ？』って泣きつかれました」
あらぬ噂を流されたこともあった。
「そんな恩義があっても裏では、『キャスティングから蒼ちゃんだけ、外して』とか、プロデューサーに平気で言ったりする。実際に、’09年公開の映画『クローズＺＥＲＯ Ⅱ』の時は、旬が監督として開演前のマナームービーをキャストで撮ったのですが、周囲には『高岡はもうめっちゃワガママで協力してくれない』って吹聴されました。気弱な姿を知る、僕が邪魔なんです。
最近連絡が来たのは、ガーシーさんが小栗の所属事務所の暴露を始めた時です。『蒼ちゃん、どう元気？』とか『インスタ見てるよ』とか言ってきてね。僕が何か流さないか探りたかったんだと思います。そんなふうに、声をかけてくるのは自分がピンチになったときなんです」
叱責の矛先は、小栗と同じ事務所に所属する綾野剛（41）にも向かった。
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「最近会ったのは４〜５年前です。ある会長の自宅で行われたパーティーだったんですが、剛は２時間くらい遅れて来ました。やっと来たと思ったら、真っ赤なバラの花束を持って、黒のスーツに黒いサングラスというホストみたいな恰好で現れたんです。
場違いな衣装に剛を知る古くからの先輩も唖然。そんななか、僕が『剛、久しぶりだね』って手を差し出したら、握手を無視して『お疲れ』って肩をポンポンとされた。剛は売れてから本当に人が変わってしまった」
<div data-friday-nextpage-lead="「キッカケは、春馬が亡くなった時……」"></div>
<h3>「もう告発はやらない」</h3>
<figure id="attachment_318818" aria-describedby="caption-attachment-318818" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="f870ee40"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/06/64090149f897691ae491d20409e70e4f.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-318818" class="wp-caption-text">高岡蒼佑／’82年、東京都生まれ。’99年にドラマ『天国のKiss』（テレビ朝日系）でデビュー。’07年には宮﨑あおいと結婚するも、’11年に離婚。’18年には一般女性との再婚を発表した。’20年に俳優業からの引退を発表し、現在は格闘家として活動している</figcaption></figure>
次々と出てくる俳優仲間の素顔にまつわるエピソード。しかし、その内容は批判的なものばかりではない。６月16日に大麻取締法違反容疑で逮捕された永山絢斗（34）には、独自の持論を展開する。
「違反は違反だから、捕まるのは当然だと思います。ただ罪の重さのわりに、メディアが過剰に取り上げているように感じる。まるで極悪人みたいじゃないですか」
高岡がＳＮＳで、名指しで告発した芸能人は他にもいる。そもそもなぜこのタイミングで一連の投稿を行ったのか。率直な疑問をぶつけると、高岡は少し考えた後に、ゆっくりと語り出した。
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「もともとのキッカケは、（三浦）春馬が亡くなった時です。俺が『なんで助けてやれなかったんだ』って連絡したら、旬は『何か大丈夫かなって思ってた』とか無責任な態度で。一緒にメシを食ったり、語り合った仲間ですよ？　旬は結局、有名になりそうな子にはどこにでも唾つけといて、売れたら、何の面倒も見れないのに『小栗組』みたいな雰囲気で囲い込む。はっきり言って旬は経営者としてトップに立てる器じゃない。このまま彼が芸能界の中心的な存在になっていくと、芸能界がもっとダメになる。もっと弱い者の味方になる社長になって欲しい」
ＳＮＳを頼った理由は、マスコミへの不信感だった。
「マスコミの報道は、忖度(そんたく)が働いているじゃないですか。最近だと広末涼子さんの不倫はあれだけ取り上げられるのに、木原誠二官房副長官の不倫疑惑は一切報じられない。税金から給与が支払われているわけだし、個人的には木原氏のほうが追及されるべきだと思うけどそうじゃない。だったら自分で発信したほうがいいかなって思ったんです」
今後の投稿予定について聞くと、「一旦区切りだと思っている」と答えた高岡。現在は別の目標に向け、集中しているという。それが並々ならぬ覚悟で挑む、６月25日開催の『競拳23』でのゴマキの弟・後藤祐樹（36）との一戦だ。
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「今年２月に亡くなった『競拳インターナショナル』の若野康玄会長とは生前、後藤くんとやりたいと話していた。その想いを背負って戦います。挑戦を受けてくれた後藤くんの男気に感謝してます」
取材中は終始緊張した面持ちだった高岡。しかし、終了後に記者が「映画『パッチギ！』最高でした」と伝えると、照れながらポツリとホンネを漏らした。
「芸能界に戻るつもりはありません。でも芝居をすることには今も惹(ひ)かれるんですよね。もちろん、縁とタイミングと、何か響くものがあったときですが」
芸能界の酸いも甘いも噛(か)み分けてきた高岡。その叫びは、今も俳優という仕事を愛しているが故のものかもしれない。
<figure id="attachment_318834" aria-describedby="caption-attachment-318834" style="width: 1892px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="6dd52a3d"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/034244e9a27c7e46fe066cb140030105.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-318834" class="wp-caption-text">今年６月で格闘家デビュー１周年を迎えた。過去の成績は２戦２勝。後藤戦では自身初のKO勝利を目指している</figcaption></figure>
<figure id="attachment_318835" aria-describedby="caption-attachment-318835" style="width: 1667px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="1a3b00f4"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/2950fe27e29ee3fe654be6c02ef27e48.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-318835" class="wp-caption-text">本誌未掲載カット　高岡蒼佑「小栗旬、綾野剛に俺が言いたいこと」インタビュー</figcaption></figure>
<figure id="attachment_318836" aria-describedby="caption-attachment-318836" style="width: 1667px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="2c3e9dcc"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/96a6f86534b1018287a2a7accd3e1788.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-318836" class="wp-caption-text">本誌未掲載カット　高岡蒼佑「小栗旬、綾野剛に俺が言いたいこと」インタビュー</figcaption></figure>
『FRIDAY』2023年７月７日号より

加藤 慶

「僕は暴露をしたいわけじゃないんです」そう語る高岡蒼佑。６月に入ってから自身のインスタグラムでかつての俳優仲間に苦言を呈している高岡だが、なかでも小栗旬に対して痛烈な批判を寄せている。その真意を聞いた

「売れてから人が変わってしまった」…高岡蒼佑が吠える！「小栗旬、綾野剛に俺が言いたいこと」

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