山里亮太「ryuchellさん発言」が物議 谷原章介の神田沙也加さん〝謝罪〟から変わった「潮目」 | FRIDAYデジタル

山里亮太「ryuchellさん発言」が物議 谷原章介の神田沙也加さん〝謝罪〟から変わった「潮目」

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急死したryuchellさん(左)についての発言が物議を醸している山里亮太(右)
急死したryuchellさん(左)についての発言が物議を醸している山里亮太(右)

お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太の発言が物議を醸している――。

山里は4月から日本テレビ系『DayDay.』のMCに就任。7月13日の放送では、急死したタレントのryuchellさんの生前のLGBT活動をVTRで紹介した。すると山里は

「ずっと、武田(真一)さんと話していて。このニュース自体を(多様性の)映像でやることってどうなんだろうって思っていたんです。こういうこと(死去)があって……」

と話し始めた。続けて

「いいことを言っているなら、いいことを言っている時に取り上げれば良かったじゃんって。こういうことがあってから取り上げるのってどうなんだろうって思っていたんですけど」

とVTRにやんわり注文をつけた。

一部ネットメディアは生放送中のダメ出しに「スタッフ困惑」と伝えたが、山里はツイッターで

《スタッフさんから『私たちは困惑してませんからね!』と連絡をいただいた》

と否定している。

たしかに山里の言い分は一理ある。ryuchellさんが亡くなってから多様性についての取り組みを紹介しても、むなしさだけが残る。

14日の放送でも、山里はryuchellさんの元妻・pecoがインスタグラムで

《そっと見守っておいていただけたら》

と要望したことに触れ

《それだけの思いの乗った言葉の『見守ってほしい』というのは、ぜひ皆さん届いてほしい。守ってほしい》

と呼びかけた。

「山里さんは、奥さんの蒼井優さんがかつて『魔性の女』と揶揄され、傷ついていたのを間近で見ています。だからタレント側に寄り添うのは仕方のないことかもしれませんが、同時に情報番組のMCとしては、物足りなさも感じてしまいます」(テレビ局関係者)

山里は先月27日に放送された市川猿之助容疑者の一家心中事件でも

「これからは法律で決まったこと以外に関して、勝手なことを言うべきではない」

と発言し、ネット上で物議を醸した。

同様のケースで言えば、俳優・谷原章介は’21年12月、MCを務める『めざまし8』(フジテレビ系)の中で、神田沙也加さんの自殺報道をめぐり謝罪した。当時、番組では札幌市内で営まれた沙也加さんの密葬や、母・松田聖子と父・神田正輝が取材に応じたことなどを多くの時間を割いて特集した。

これを見終えた谷原は

「神田正輝さん、松田聖子さん、この度はお騒ぎ立てて本当に申し訳ありませんでした」

と謝罪。

「今日で神田さんのことについての報道は、めざまし8では一線を引いて終わらせたいと思います。本当に失礼いたしました」

と宣言した。

「MCが番組中に『もうやりません』と謝罪したのは前代未聞。あそこから変わりましたね。当時は過熱気味の報道に視聴者からも批判が殺到しており、谷原さんの姿勢は称賛されましたが……。

近年、情報・報道番組の在り方は変わってきており、制作サイドもさじ加減が本当に難しい。とりわけ著名人の自殺を扱うケースは細心の注意が求められます」(前出・テレビ局関係者)

視聴者の事件の真相を知りたい気持ちに応える一方で、遺族感情や、高度なプライバシー保護にも配慮しなければならない。山里や谷原のスタンスが正解かどうかはさておき、メディア側が岐路に立たされていることは間違いない……。

  • PHOTO等々力純生(ryuchell)、島颯太(山里)

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