ジャニー喜多川氏〝擁護〟で大炎上したデヴィ夫人と山下達郎の「共通点」 | FRIDAYデジタル

ジャニー喜多川氏〝擁護〟で大炎上したデヴィ夫人と山下達郎の「共通点」

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ジャニー喜多川氏に関する発言で炎上した山下達郎(ワーナーミュージックジャパンオフィシャルHPより)
ジャニー喜多川氏に関する発言で炎上した山下達郎(ワーナーミュージックジャパンオフィシャルHPより)

ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、デヴィ夫人(83)が大炎上している。7月18日、ツイッターを更新し

《ジャニー氏は半世紀に渡って日本の芸能界を牽引し、スターを育て、その非凡な才覚で何億何千万人という人々を楽しませ、夢中にさせきた》

と称賛。その上で

《昨今の流れは偉大なジャニー氏の慰霊に対する冒涜、日本の恥である》

《ジャニー氏が亡くなってから、我も我もと被害を訴える人が出てきた。死人に鞭打ちではないか》

などと主張した。被害を訴えた元Jr.について「勇気ある発言」と評した東山紀之に対しても

《恩を仇で返すとはこのことではないか》

と猛批判している。

ネット上ではこれがジャニー氏〝擁護〟と受け取られ、デヴィ夫人は大炎上。ついには性加害を告発した元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトがツイッターで

《ジャニーさんの功績が全部消えるわけではありません。ただいくら愛していてもまだ性について何も理解できていない子供に対して性的な行為を行うのは極めて卑怯です》

と苦言。続けて

《その出来事は簡単に打ち明けられるものではありません。もし勇気を振り絞って言ったとしても あなたのような人に否定されるからです。一生言えなくて苦しむ人がほとんどです》

と理解を求めた。

カウアンはジャニー氏とデヴィ夫人の〝関係性〟にも言及。

《一つ言いたいのはジャニーさんもよくデヴィさんのことを口にしていました。よく家にはデヴィさんから贈り物も届いてました。昔からの深い友人だとも聞いていました》

と明かした。

この構図はシンガー・ソングライター山下達郎(70)の炎上劇にも通ずるものがある。

山下の所属事務所「スマイルカンパニー」から音楽プロデューサーの松尾潔氏が〝契約解除〟され、その背景に松尾氏のジャニーズ性加害批判があったとされる。

山下は松尾氏が事務所を離れることを容認。9日放送のラジオ番組ではジャニー氏についても触れ

「ジャニーさんの育てた数多くのタレントさんたちが、戦後の日本でどれだけの人の心をあたため、幸せにし、夢を与えてきたか。私にとっては素晴らしいタレントさんたちやミュージシャンたちとのご縁をいただいて、時代を超えて長く歌い継いでもらえる作品をつくれたこと、そのような機会を与えていただいたことに心から恩義を感じています」

と感謝の言葉を並べた。そして

「私が一個人、一ミュージシャンとしてジャニーさんへのご恩を忘れないことや、それからジャニーさんのプロデューサーとしての才能を認めることと、社会的、倫理的な意味での性加害を容認することとは全くの別問題だと考えております」

と言い切った。

山下は近藤真彦やKinKi Kidsらに楽曲提供しており、ジャニー氏とは家族ぐるみの付き合い。音楽関係者は

「ジャニー氏を尊敬する一方で、大事なビジネスパートナーだった。ジャニーズ事務所からの対価はゆうに10億円以上。いまも良好な関係は続いている。そりゃ悪いことは言えるわけないですよ」

と語る。

デヴィ夫人もまたジャニー氏と昵懇で、プレゼントを贈り合う仲だ。

今回の騒動を見ると、ジャニー氏と古くから親交があり、利害関係をともにしている人物は総じてフォローに回っている。ネット上ではそれを「老害」を切り捨てる向きもあるが、デヴィ夫人も山下も

「全く動じていない」(関係者)

ようだ。

芸能界ではジャニー氏の名前はタブーで、いまや性加害とは無関係な思い出話を語ることもままならない。そうした風潮にデヴィ夫人と山下は正面から異議を唱えたわけだが、世間の反発を食らうハメに……。

まだまだ一連の騒動は収束からは程遠いようだ――。

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