藤島ジュリー氏が会見で社長退任…木村拓哉の独立問題で「カギ握る」妻・工藤静香の〝義理人情〟

９月７日に行われる、ジャニー喜多川氏の〝性加害問題〟に対するジャニーズ事務所による会見が一段と注目されている。藤島ジュリー景子氏の社長退任と、東山紀之の新社長就任が確定的と言われている。

それ以上に、４日に「性加害問題当事者の会」のメンバーが先んじて記者会見を行い、ジャニーズ事務所に対し、被害者との対話を求めたのと同時に、事実究明・対話救済委員会と基金の設置を要望。また、対話が決裂した場合は、刑事告発と海外での民事訴訟も視野にいれていることを明言しているだけに、ジャニーズ側がどう対応するのかが、焦点となりそうだ。

そんな中、性加害問題は所属タレントにも影響を及ぼしつつある。

９月に開催されるバレーボールＷ杯でスペシャルサポーターを務める予定だったジャニーズJr．のユニット『Aぇ！ group』の起用が見送られたと報じられた。そのウラには、参加国から〝異議申し立て〟があったからだという。

「国連人権理事会の専門家が８月４日に行った会見では、ジャニー氏の性加害問題について〝タレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれる〟としたうえで、〝深く憂慮すべき疑惑が明らかになった〟衝撃の報告をしました。

つまり、芸能界どころか、すでに国際問題化しているということ。ジャニーズ事務所としては、これまでのような“知らぬ、存ぜぬ”では、到底、済まない事態になっているということです」（全国紙記者）

しかも、ジャニーズ事務所の〝顔〟というべき存在である木村拓哉にも、影響が出ているという。

「木村さんといえば、予定されていたCMが無くなったことを週刊文春が報じました。記事によれば、木村さんは『資生堂』が新たに展開する高級メンズ化粧品CMのイメージキャラクターに起用される予定だったようですが、性加害問題が解決していないということで、白紙になったそうです」（スポーツ紙記者）

共同通信が９月２日に発表した〝ジャニーズ事務所の所属タレントをCMなどに起用するか〟という主要企業へのアンケートによれば、明確な回答は〝ゼロ〟。つまり世論や状況によっては、CM起用を見送る企業が出てくるということだ。

「SMAPの独立騒動のときに事務所に留まった木村さんは、ファンなどから一斉に悪者扱いされました。その影響で大手のCMなどは軒並み契約が打ち切りになったという苦い経験がある。

独立をウラで思いとどまらせたのが、妻の工藤静香さんだと言われています。そのときの衝撃が彼女にはトラウマのようになっているようですから、今回CMが流れたことも、木村さん本人以上に、相当ショックだったようですよ」（芸能プロ関係者）

木村はジャニーズに残ることを決意したため、事務所内での存在価値は絶対的なものに。そして今やCMやドラマ、映画などのオファーはSMAP全盛期を彷彿とさせるほどになっているが……。

「工藤さんは長く事務所の実権を握っていたメリー喜多川副社長とは昵懇の仲だったと言われています。ですが、そのメリーさんも’21年に亡くなっています。そして、その娘である藤島ジュリー氏も社長を退任する。

工藤さんや木村さんが大切にする芸能界特有の〝義理人情〟という、独立の足かせになるものは無いに等しい。工藤さんにとって、木村さんが事務所に残る意味は、あくまで〝強いジャニーズ〟であることが絶対条件ですから、性加害問題で所属することがマイナスになるのであれば、独立を視野に入れるのは当然でしょうね」（前出・芸能プロ関係者）

果たして木村はこのまま性加害問題に揺れる事務所に残るのか。そのカギを妻の工藤が握っていることだけは、間違いなさそうだ――。