ミナミはファンで「爆発寸前」!阪神を18年ぶりの優勝に導いた岡田監督の「どんでんマジック」全内幕 | FRIDAYデジタル

ミナミはファンで「爆発寸前」!阪神を18年ぶりの優勝に導いた岡田監督の「どんでんマジック」全内幕

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大阪ミナミはもう、爆発寸前だった。

「試合が8回に入ったあたりから、警察が戎橋の交通規制を始め、左側通行のみにしていましたが、ファンのボルテージは高まる一方。巨人の最後の打者・北村拓己(28)を迎えると、道頓堀が『あと一人!』コールに包まれた。『アレ』が決まってからは何人も警官の制止を振り切って川へダイブ。商店街のアーケードに上って『六甲おろし』を熱唱する剛の者もいました」(現場にいた男性)

狂乱のミナミにて。初対面同士で胴上げをするほど、ファンは喜んでいた
狂乱のミナミにて。初対面同士で胴上げをするほど、ファンは喜んでいた

ちょうどそのころ。甲子園でお立ち台に上がっていたのが18年ぶりVの立役者、岡田彰布監督(65)だった。勝利監督インタビューで岡田はこう言った。

「まさかここまでみんなに浸透するとは思わなかったんで……まぁ、一応今日で『アレ』は封印して、みんなで優勝を分かち合いたいと思います」

「意識したらアカンから」と名将が封印した二文字が放たれた瞬間、満員の球場は割れるような歓声に包まれたのだった。

「ビールかけの挨拶も爆笑でしたね。ヒーローインタビューより監督インタビューのほうが盛り上がるなんて、岡田さんくらいのもの。采配も、人心掌握術も、トーク力もセ・リーグで群を抜いていました」(スポーツ紙虎番記者のA氏)

今年の阪神には、3割打者も、巨人の岡本和真(27)やヤクルトの村上宗隆(23)のような30本超えの主砲もいない。失策は9月19日時点で79を数え、セ・リーグで最多。それにもかかわらず、2位・広島に13ゲームの差をつけてぶっちぎりの優勝を飾ることができたのは、「どんでんマジック」のなせるワザだ。阪神OBの藪恵壹氏が言う。

ダイブした人を観衆が引き上げる。ファンのチームワークも抜群だ
ダイブした人を観衆が引き上げる。ファンのチームワークも抜群だ

「阪神の主力は村上頌樹(25)や大竹耕太郎(28)、大山悠輔(28)、佐藤輝明(24)、近本光司(28)など若手がほとんど。岡田さんは選手の気質を見極め、柔軟に対応を変えていた。徹底していたのは先入観を持たないこと。昨季の最多勝投手、青柳晃洋(29)について7月に岡田さんと話したとき、『まだアカン。全然、ボールが来てへん。過去2年の実績よりも今、どんなピッチングをするかよ』と特別扱いせず、ファームで調整させていました。

そしてファームの試合は全て自分の目でチェックする。岡田さん以来となる新人右打者での10本塁打を達成した森下翔太(23)の起用が的中したときも、『ファームで対戦したときに(タイミングが)合うとったから』と当然のように話すんです」

つづく『”お~ん”も計算のうち⁉阪神を優勝に導いた「どんでんマジック」と段違いの「見極め力」』では、虎番記者が語る驚愕の「どんでんマジック」の全内幕を紹介する。

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