テレビ業界の一部で歓迎の声も…「松本人志ショック」による若返りで猛プッシュされている芸人の名前 | FRIDAYデジタル

テレビ業界の一部で歓迎の声も…「松本人志ショック」による若返りで猛プッシュされている芸人の名前

スタッフは見た!週刊テレビのウラ側

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松本の抱えるレギュラーは7本。名称が変更されたものもあったが、大きく視聴率を落とした番組はなく、逆に数字が上向いたケースもあった
松本の抱えるレギュラーは7本。名称が変更されたものもあったが、大きく視聴率を落とした番組はなく、逆に数字が上向いたケースもあった

性加害疑惑を報じた『週刊文春』の発行元の文藝春秋らを相手取って松本人志(60)が5億5000万円の損害賠償を求めた名誉毀損訴訟の1回目の審理が、3月28日に開かれる。

「松本の性加害疑惑を巡って、彼に女性を斡旋した、と報じられた『スピードワゴン』の小沢一敬(50)も活動自粛に追い込まれました。文春が書いているように松本ら大御所芸人への″女性の上納″がシステム化されているとしたら、世間から集中砲火を浴びるのは避けられない。リスク回避のため、テレビ業界やスポンサーは″脱・吉本″を進めているといいます」(広告代理店関係者)

それでも「影響を受けるのは一部の芸人のみ」だと、キー局プロデューサーは断言するのだった。

「認知度の高い人気芸人が多いため、どの局も吉本芸人なしでは番組が成立しませんからね。『麒麟』の川島明(45)のように、スキャンダルとは無縁で好感度が高い芸人まで、吉本所属というだけで干されることはありえない。影響があるとすれば、松本と私生活で仲の良かった後輩や女癖の悪い芸人ぐらいでしょう」

裁判に集中するために松本は活動を休止したが、テレビ業界の一部では歓迎する声が上がっている。

「松本がお笑い界に多大な影響を与えたのは事実ですが、さすがに″松本人志″という名前だけでは視聴率が取れなくなってきた。高額ギャラと視聴率が見合わない一部の番組は、これを機に終了させたい……というのが局の本音でしょう。松本の性加害騒動で大御所芸人切りを進め、クリーンでギャラもリーズナブルな中堅芸人へシフトしようという動きもあります。吉本のライバル事務所は今がチャンスと見ており、実際に『ハライチ』らが猛プッシュされていますよ」(制作会社ディレクター)

放送作家によれば「番組スタッフも若返りが進みそう」だという。

「″ダウンタウンに気に入られている″というだけで仕事を貰っていたフリーのプロデューサーや放送作家らは、今回の件で一掃されるかもしれませんね。才能のある若いスタッフにチャンスが巡ってくるのは業界にとってプラスですよ」

今回の性加害騒動を機に、「演出のNGが増えた」と言うのは前出の制作会社ディレクターである。

「芸人の鉄板トークだった″女性遊びネタ″は騒動が落ち着くまではNGになりました。松本らが飲み会に使っていたような高級ホテルのスイートルームも、″騒動を想起させる″という理由で、しばらく番組では使えなくなりましたね」

松本ばりに豪快に遊んでいたアラフィフ芸人が出演しているバラエティ番組のスタッフは、「いつ、昔の話が蒸し返されるか……」とヒヤヒヤしているという。

「名古屋ローカルのバラエティが危険視されていますね。大都市でありながら、意外にもマスコミの目が届きづらく、ハデに遊んでいた芸人が少なくない。『名古屋のアテンド芸人が口を割ったら俺は終わる』と震えている芸人は一人や二人じゃないですから。松本の一件は10年近く前。″昔の話だから″では許されなくなっている」(前出の放送作家)

番組スタッフが枕を高くして眠れる日は当分、来そうにない。

 

『FRIDAY』2024年3月15日号より

  • PHOTO坂口靖子

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