藤本と横澤はスケジュールの争奪戦に…令和のテレビ業界を牽引する「新・ママタレ四天王」とは? | FRIDAYデジタル

藤本と横澤はスケジュールの争奪戦に…令和のテレビ業界を牽引する「新・ママタレ四天王」とは?

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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テレビ朝日の深夜のバラエティ枠「バラバラ大作戦」で放送中の『夫が寝たあとに』が今春、土曜深夜0時半の枠に移動し、30分番組に昇格することが発表された。

「『バラバラ大作戦』は若手スタッフ育成のために立ち上げられた枠。あのちゃんの冠番組をいち早く放送するなど、当初はエッジの利いた企画やキャスティングが目立っていました。ところが、見逃し配信が幅広い世代に定着したこともあって、最近はママ世代向けの番組が配信でも好調。藤本美貴(39)と横澤夏子(33)がMCを務める『夫が寝たあとに』は実際、この枠で最も再生回数を稼いでいます。昇格も納得ですよ」(放送作家)

’12年に一般男性と結婚、2児の母となった若槻。一時、芸能界から遠ざかるも’15年に復帰すると、たちまちバラエティ番組等で引っ張りだこに
’12年に一般男性と結婚、2児の母となった若槻。一時、芸能界から遠ざかるも’15年に復帰すると、たちまちバラエティ番組等で引っ張りだこに

テレビ業界では長らくママタレントが人気だが、なかでも藤本と横澤はスケジュールの争奪戦になっている。横澤は今春から『ぽかぽか』(フジテレビ系)のレギュラー入りも決まっている。

「横澤が凄いのはブレイク直後にしっかり育休を取ったこと。このイマドキな感覚が、令和の若い子育てママに支持されています。『証言者バラエティ アンタウォッチマン!』(テレビ朝日系)に横澤が出演した際、独身時代に自分が作った″ママあるある″にリアリティがないことを痛感したと正直に語っていましたが、ママになったことで芸人としての面白さも増しましたね」(制作会社ディレクター)

藤本はアイドル時代からトークに定評があったものの、YouTubeで始めた企画『ミキティ人生相談♡』が大ウケ。さまざまな問題をズバッと斬るご意見番的ポジションを築きつつある。

「藤本は同い歳の若槻千夏(39)と’00年代からバラエティ業界でしのぎを削ってきた。対応力やコメント力はママタレのなかでは化け物クラスと言っていい。横澤と藤本、若槻、そして『クワバタオハラ』のくわばたりえ(47)を含めた4人が″新・ママタレ四天王″と言われています」(キー局プロデューサー)

くわばたは通販番組の出演がメインで、1世代前のママタレのイメージが強かったものの、YouTubeチャンネルが話題となり、再ブレイクの兆しを見せている。

「YouTubeで見せる生活感ありありの姿に、主婦世代が共感していますね。ピン芸人の永野(49)が″クワバタオハラがおったら、そこは大阪や″と、くわばたをイジるネタをやったことも追い風となった。東野幸治(56)が″今年来るママタレ″として、くわばたを推しているほど」(前出・放送作家)

次世代ママタレの躍進で仕事を減らしそうなのが、大御所のご意見番的タレントなのだという。

「ママタレはSNSの使い方も上手く、親近感を抱く視聴者が多い。一方、和田アキ子(73)ら大御所は価値観がアップデートできておらず『いまさら、それを言う?』『ピントがズレている』などと、ネットで発言が炎上することがしばしば。藤本やくわばたがYouTubeでやっている人生相談は、そのまま番組として放送しても成立するクオリティ。視聴者もついてくるので、テレビマンとしてはありがたい存在ですよ」(前出・制作会社ディレクター)

令和のバラエティは、ママタレが牽引していくことになるかもしれない。

FRIDAY2024329日号より

  • PHOTO足立百合

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