ピエール瀧も? 不祥事タレントは「タダ働き」という業界の掟

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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視聴率の低迷に、重要キャストであるピエール瀧容疑者の逮捕と、まさに泣きっ面に蜂の『いだてん』

マルチに活躍していたゆえ、テレビ界に与えた被害は甚大だった。3月12日に麻薬取締法違反容疑で逮捕された『電気グルーヴ』のピエール瀧(51)容疑者が業界に与えたダメージは新井浩文被告(40・強制性交罪で起訴)を遥かに上回っている。

「瀧は『電気グルーヴ』結成30周年記念ツアー真っ只中でかつ、NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜』にも出演中でした。役どころは主人公の盟友で苦心の末にランニング用の足袋を開発する足袋屋の店主。NHKは『いだてん』3月17日放送分に瀧の出演シーンはなかったと発表しましたが、3月24日、3月31日の放送分に関しては出演シーンを撮影済みでした。すでに編集まで終わっていたのですが、今回の逮捕を受け、急遽(きゅうきょ)、出演シーンをカットして放送することにした」(NHK関係者)

逮捕された日も『いだてん』の収録があったことから、撮影中にコカインを使用していた可能性も浮上している。テレビ誌記者によれば、「舞台裏はかなり慌ただしかった」という。

「実は瀧容疑者が逮捕された翌日、3月13日に『いだてん』の取材会があったんですよ。事前にマスコミに送られたリリースには、出席者として瀧容疑者の名前が書かれていました。それが前日の12日深夜にNHKの広報担当からスケジュールの変更の連絡がきて、急に瀧容疑者が欠席になったので、おかしいなと思っていたんですが……ニュース速報を見て、皆、納得しました(笑)」

しかも、「取材会で瀧容疑者の名前が出ることは一切なかった」という。

「普段はスポーツ紙なども参加するのですが、この日はドラマの内容がメインの取材会だったため、テレビ誌や広報誌など御用メディアしか来てなかった。NHKに忖度して、誰も瀧容疑者に触れなかったのが、不幸中の幸いでしたね。取材会の間中、広報担当の電話は鳴りっぱなしでしたけど」(前出・テレビ誌記者)

瀧容疑者は名脇役として、多くの作品に関わっていただけに、賠償金額は30億円とも100億円とも言われているが、芸能プロ幹部の見方は否定的だ。

「ドラマや映画の場合、事前に細部を詰めて契約してしまうと視聴率や興行収入などの数字が悪かった場合、打ち切ることができなくなる。撮影後に交わすことがほとんどです。不祥事を起こした場合はいくら……という契約を結ぶことも稀(まれ)なので、損害賠償は代役のギャラや撮り直しにかかった実費程度で済むのでは。瀧は大手事務所の所属だから、別の人気俳優をタダで出演させる”代物弁済”も可能。賠償額自体は数億円で済むと見ています」

元『SMAP』の草彅剛(44)が飲酒トラブルを起こした際、しばらく無償でCM出演して償ったのは、業界ではよく知られた話だ。

「覚せい剤所持・使用で酒井法子が逮捕された際、当時の所属先の『サンミュージック』は巨額の賠償金を支払う余裕がないと関係各所に謝罪して回り、約5億円に減額してもらったそうです。同じ事務所に所属するベッキーはゲス不倫で全レギュラーを降板しましたが、復帰後に格安で仕事を引き受けていました」(キー局プロデューサー)

瀧容疑者のツケはいつか、誰かが支払わねばならないのだ。

  • 写真共同通信社

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