いま、クレームが殺到している意外な人気芸人とは

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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今年2月、『ウーマンラッシュアワー』の村本大輔(左)は沖縄へ飛び、「辺野古」県民投票の会代表の元山仁士郎氏を激励した

原発事故や辺野古(へのこ)基地問題などの政治ネタにも積極的に手を出してきたお笑いコンビ『ウーマンラッシュアワー』の村本大輔(38)が、約3年間レギュラー出演した『AbemaTV』のニュース番組を3月末で降板した。

「もともと炎上芸人として知られていた村本ですが、積極的に政治的発言をするようになったのは、この番組でさまざまなニュースに触れたことがキッカケ。本人は『今回、自ら降板を申し出たところ、番組側も出演者の変更を検討していて、双方の思惑が合致した』と降板に至った経緯を説明していましたが、Abema側は村本の扱いに困っていたようです」(制作会社ディレクター)

これで村本のレギュラーはAKB48の番組『AKBINGO!』(日本テレビ系)のMCのみとなった。彼が出演すると大量のクレームが届くことから、お笑いの仕事のオファーも激減。所属する『よしもとクリエイティブ・エージェンシー』からも厳重注意を受けているという。

「よしもとはここ10年間、コンプライアンス研修に力を入れており、問題を起こしたタレントには個別面談も実施している。村本は直近1年だけで何度も指導されているが、耳を貸さないのだとか。よしもとは賞レースのチャンピオンを優遇する傾向があるが、村本に関しては完全にさじを投げ、テレビ局への営業は積極的にやらないし、吉本関連の仕事すら振らないようにしているといいます」(キー局プロデューサー)

なんといっても、最大の被害者は相方の中川パラダイス(37)だろう。

「トラブルばかり起こす村本に対し、中川はすっかり呆れている。昨年末から解散する方向で調整が進められているようですが、腐っても『THE MANZAI』の優勝コンビ。よしもとが『個人活動がメインなんだから、いまさら解散しなくてもいいのでは』と説得しているみたいですね」(放送作家)

村本のように問題行動を起こしているわけではないものの、「最近は芸人を出すとクレームが届くケースが増えている」とキー局プロデューサーは嘆く。

「昨年の『M-1グランプリ』のファイナリストとなったコンビ『トム・ブラウン』や『R-1ぐらんぷり』’16年王者の『ハリウッドザコシショウ』のような裸芸人が敬遠されています。『汚い』『観ているだけで不快になる』とクレームの理由が理由だけに、イメージを気にするスポンサーは起用に二の足を踏むのです。それでも『面白いから使いたい』というスタッフはいるのですが、いらぬ騒ぎは避けようと見送られるケースが増えている」

過去に『ベスト・プラウド・ファーザー賞in関西』を受賞したパパ芸人・『FUJIWARA』の藤本敏史(48)も意外や、クレームの対象なのだという。

「大半が”声が大きすぎて、子どもがビックリして泣いてしまう”というもの。パパ芸人をアピールしているのに、子どもに嫌われているというのがフジモンらしいですけど……」(前出の放送作家)

視聴者のクレームを気にしすぎる昨今のテレビ業界を嘆くスタッフも多い。

「問題発言は論外ですが、ガチガチに守りを固めて、エッジのきいた番組ができるはずがない」(テレビ局編成担当)

視聴者がテレビをつまらなくしている――というのは皮肉である。

  • 写真共同通信社

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