『白鳥麗子でございます!』から見る華麗なるバブリーファッション

平成の名作漫画を振り返る。“タカビー”お嬢様はバブル時代を象徴するファッショニスタ!《『白鳥麗子でございます!』1&2巻丸ごと試し読み!》

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『白鳥麗子でございます!』は、1987年から雑誌『mimi』で連載開始した傑作恋愛漫画。『カンナさん大成功です!』や『アンナさんのおまめ』で知られる漫画家・鈴木由美子さんの代表作で、1989年(平成元年)には第13回講談社漫画賞少女部門を受賞している。

「ほーほほほほほ!」と“タカビー”な笑い声を高らかに響かせ、腰に手を当て鼻たかだかにふんぞり返る白鳥麗子は、まさに「お嬢様」のイメージをそのまま具現化したような存在。我儘で世間知らずで周りを振り回すけれど、その高すぎるプライドゆえに、大好きな哲也くんに上手く想いを伝えられないという、健気で可愛らしい面も持っているのだ。

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勘違いから暴走しやすい麗子と、そんな彼女のことが“放っておけないくらいには好き”な哲也くんとの波乱万丈の同棲生活は、笑いあり、男女の赤裸々な本音&シモネタあり、胸キュンありで、鈴木保奈美(1989年、TBS)、松雪泰子(1993年、フジテレビ)、河北麻友子(2016年)とこれまで何度も実写化されてきたのが納得の名作だ。

そんな『白鳥麗子でございます!』で今回注目したいのは、作中でキャラクターたちが着こなすファッションの数々。連載開始した1987年(昭和62年)は、まさにバブル絶頂期。プロポーション抜群&容姿端麗な美女・白鳥麗子が作中で見せる華麗なファッションから、懐かしのバブリーファッションを紐解いてみたいと思う。

ポイント1:スーツ

当時の女性にとって、マストアイテムだったスーツ。今だとスーツ=仕事着の印象が強く、プライベートではあまり着る機会が無いような気がするけれど、この時代のスーツは「大人っぽく、女らしい服装」の代表格。働く女性は勿論のこと、スーツ姿でキャンパスに通う大学生も普通だった。

色もヴィヴィッドなものが多く、真っ赤や緑、イエローにブルーにパープルと華やか! 上下セットアップのボディコンスーツに、大判のスカーフやゴールドチェーンのクラッチバッグを合わせるスタイルがトレンドだった。麗子や友達の京子ちゃんも、作中でよく上下セットアップのスーツを着てデートや女子会に出かけている。

ポイント2・ボディコン

ディスコブームとあわせて、80年代から90年代前半にかけて大流行したボディコン。元々は英語の『body conscious(ボディ コンシャス)』が語源で、体のラインがハッキリと解るタイトなデザインが特徴。

ちなみに、ボディコンとセットのように語られることの多い「ワンレン」とは「ワンレングスヘア」を短くした言葉で、ストレートのロングヘアをセンター分けにした髪型のこと。黒髪ワンレンは当時大流行していて、麗子のように髪全体に細かいウェーブのかかったいわゆる「ソバージュヘア」のワンレンも人気だった。

ポイント3・肩パッド

この時代のファッションの特徴といえば「肩パッド」! 当時はジャケットだけでなく、コートやブラウス、セーターにだって「肩パッド」が入っているのが当たり前。麗子たち女性陣だけでなく、哲也くんたち男性陣のジャケットも、肩幅大きめの逆三角形シルエット。

近年ハイブランドのコレクションで、「パワーショルダー」や「ビッグショルダー」という新たなネーミングで、肩を強調するスタイルが再燃してきている気配があるので、もしかすると令和に完全復活するかも?

ポイント4・ワンピース

今も昔も、女性の定番ファッションであるワンピース。作中で注目したいのは、ベルトでウエストマークしたワンピース。幅広のベルトでウエストを強調してメリハリをつけるスタイルは、当時から基本中の基本でもあったファッションテクニックだ。

更に大きめの開襟とボリュームのあるフレアスカートで、Xラインの効果も抜群! 流石は「世界の白鳥麗子」を自称するだけのことはある堂々の着こなしだけれど、お値段7万8000円ということで、実家を飛び出して哲也くんとの同棲生活を送っている麗子(無職)は泣く泣く購入を断念したのだった……。

 

白鳥麗子の華麗なファッションの数々、いかがだっただろうか? 確かに時代は感じるかもしれないけれど、好きな人のためにオシャレしたいという気持ちや、美しい自分でありたいという気持ちは今の私たちとも変わらない筈。平野ノラさんやバブリーダンスが話題になったことで再び「バブル文化」が注目されたこともあるし、白鳥麗子が再び日本をお騒がせする日も近いのかもしれない。

それでは皆さんご一緒に、「ほーほほほほほ!」


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