YouTuberに活路を見出す芸能人たち 成功のカギは?

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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本誌で「ひとりキャンプ術」を公開したヒロシ(5月10・17日号)。自身の専用チャンネルは’15年に開設。232万回再生を記録したことも

「’19年末までにチャンネル登録者数が100万人を突破しなければ引退する」と宣言していたユーチューバー・カジサックこと『キングコング』の梶原雄太(38)がこの度、引退危機を回避した。

カジサックが目標を達成した舞台裏を吉本興業関係者が説明する。

「吉本は早くからYouTubeに目を付けていて、’13年には51組の芸人にYouTubeのチャンネルを開設させています。ただ、当初は芸人に丸投げしていたので、再生回数がなかなか伸びなかった。そこでノウハウを持つスタッフを投入して、本格的に参入することにした。白羽の矢が立ったのが梶原です。ネットよりもテレビや舞台を重んじる芸人が多い中、生活保護費の不正受給疑惑で仕事が激減していた梶原はユーチューバー転向に抵抗はなかった」

立て続けに交通事故を起こして謹慎処分を受けた『インパルス』堤下敦(41)との対談など、カジサックは渦中の人物たちを登場させて話題を集めたものの、当初は経費がかさんで赤字だったという。

「芸人たちへのギャラのほか、撮影や編集スタッフも専任で雇っているので、最初は吉本も投資と割り切って、採算度外視で続けていたそうです。ところが、カジサックはYouTubeで早期に成功すると心の中で誓っていた。芸能人のプライドを捨ててYouTubeのセオリーを習い、人気ユーチューバーと積極的にコラボした。その過程で知り合ったラファエル氏らカリスマたちから再生回数が伸びるノウハウを学び、現在では、かなりの収益を生み出しているそうです」(ネットニュース記者)

YouTube事業の好業績を受けて、吉本はユーチューバーの発掘・育成プラットフォーム『OmO』を設立。売り出し中のお笑いコンビ『EXIT』も積極的に動画を配信しており、「新たな金脈になると吉本上層部は力を入れている」(前出・吉本関係者)という。

自虐ネタで一世を風靡したピン芸人のヒロシ(47)も、趣味のキャンプの動画を自身のYouTubeチャンネルにアップしたことで人気が再燃。紅茶『ジャワティ』のイメージキャラクターに就任するなど、仕事が増えている。

「キャンプに徹したことが支持された理由。いま、ひとりキャンプが流行っていますから、この夏はさらにオファーが増える見込みです」(キー局ディレクター)

朝ドラヒロインを務めた夏菜(30)はお酒を飲みながら本音を吐く動画が人気。またブログ女王の辻希美(32)は5月に『辻ちゃんネル』を開設。夫の杉浦太陽(38)との〝踊ってみた〟動画は430万を超える再生回数を叩き出した。

「辻は動画に関するマネジメントをYouTubeに特化した会社に委託。動画効果でテレビ露出が増えていますが、過去、ブログで何度も炎上したのを反省しているのか、コメント欄をクローズして、一部視聴者の反感を買っています。カジサックほど支持されるかどうかは微妙です」(前出・ネットニュース記者)

元SMAPの草彅剛(45)など、大物芸能人たちも参戦するなど、YouTubeに活路を見出す芸能人は増える一方だ。ただし、成功のカギは芸能人としての知名度以上に、YouTubeへの理解と、愛情にあるようだ。

『FRIDAY』8月9日号より

  • 撮影結束武郎

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