ビートたけし、大竹まこと……有名人2世が芸能界で大活躍! | FRIDAYデジタル

ビートたけし、大竹まこと……有名人2世が芸能界で大活躍!

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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実在する女友達がヒントとなって『おっさんずラブ』を着想したというテレ朝の貴島彩理プロデューサー。LGBTドラマブームのキッカケに
実在する女友達がヒントとなって『おっさんずラブ』を着想したというテレ朝の貴島彩理プロデューサー。LGBTドラマブームのキッカケに

『モーニング娘。』ら、人気アイドルを輩出してきた「ハロー!プロジェクト」の新グループ『BEYOOOOONDS』のミュージックビデオが「中毒性が高い!」と好評だ。業界では、同作に超大物タレントの2世が関わっていることも話題となっている。

「ビートたけしの息子、北野篤氏がディレクションを担当しています。現在、北野氏は大手広告代理店でプラナーとして活躍していますが、『タワーレコード』でアルバイトしていたほどの音楽好き。最近はプライベートでもアイドルにハマッているそうで、件(くだん)のビデオはアイドルファンのツボを押さえた作りになっていると評判です」(音楽ライター)

三田佳子の次男の高橋祐也、清水アキラの息子の良太郎、大物ギタリスト・Charの息子のJESSE(ジェシー)らの逮捕が相次いだことで「2世タレント」のイメージが低下しているが、キー局プロデューサーは「裏方に目を向ければ、非常に優秀な2世がたくさんいる」と言う。

「吉本興業きっての敏腕社員と言われているのが、中田カウスの息子であるN氏。30代前半で『大宮ラクーンよしもと劇場』の支配人を任され、赤字だった同劇場を立て直しました。その功績が認められ、現在は出世コースと言われている企業営業部に栄転。ソフトバンクなど大手スポンサーの仕事を取ってくるなど、吉本の売り上げに大きく貢献していますよ」(広告代理店関係者)

大物芸人にパワハラを告発された吉本興業の岡本昭彦社長が「芸人ファースト」を打ち出したのが記憶に新しいが、N氏は「実績に関係なく芸人の声に耳を傾ける”芸人ファースト”を徹底する姿勢が社の内外から評価されていた。現場から離れる際、芸人たちから惜しむ声が相次ぎました」(吉本興業社員)という。

一方、芸人より人気が出てしまったのが大竹まことの息子、大竹涼太氏だ。芸能事務所『人力舎』でマネージャーをしていたが、『ゴッドタン』(テレビ東京系)の人気企画「マジ歌選手権」に駆り出され、プロ顔負けの演奏を見せて一躍、有名になった。

「地味なルックスからは想像できない超絶ギターテクニックの持ち主。あの桜井和寿からのオファーで、桜井とミュージックビデオに出演したことも。大竹氏は現在、お笑いコンビ『阿佐ヶ谷姉妹』を担当しているのですが、大竹氏のバーターで『阿佐ヶ谷姉妹』がミュージックビデオに出演する……という逆転現象も起きていましたね」(前出・音楽ライター)

故・大杉漣さんの息子、大杉隼平(しゅんぺい)氏は、広告を中心に活動するフォトグラファーとして活躍中。社会現象となったドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)のプロデューサーである貴島彩理(きじまさり)氏は、『ずっとあなたが好きだった』など、数多くのドラマをヒットさせたTBSの敏腕プロデューサー、貴島誠一郎氏の娘だ。

「プロの仕事を見て育ち、金銭面で苦労することなく好きなことに打ち込めたことで、才能が磨かれたのでしょう。裏方を選ぶあたり、客観的に物事を見られている証拠。テレビ局は経費節減を徹底しているので、使えないコネ社員を獲る余裕はもう、ない」(芸能プロ幹部)

どんな大物の2世であっても、実力がなければ生き残れないのである。

『FRIDAY』2019年8月16日号より

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