霜降り明星ほか、ネットを使いこなす“お笑い第7世代”の将来性

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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テレビの収録を終え、別件の打ち合わせに向かう多忙な粗品。本誌熱愛記事はSNSで告知したうえ、ラジオで一言一句漏らさずネタにした

史上初となる『M-1グランプリ』&『R-1ぐらんぷり』W優勝を成し遂げた『霜降り明星』の粗品(26)。本誌は先々週号で彼と恋人の同棲生活をスクープしたが、発売前日に粗品はツイッターで〈FRIDAYにチラッと出させて頂いてます!〉〈出演・霜降り明星粗品、贔屓の女性〉と自ら告知。笑いに変えることで、見事に炎上を回避した。

「粗品ら”お笑い第7世代”と呼ばれる芸人たちは子どものころからスマホに慣れ親しんでいて、ネットの使い方に長(た)けています」(放送作家)

“お笑い第7世代”とは、粗品の相方・せいや(27)らが提唱する平成生まれの芸人たちの総称だ。一昨年、『女芸人No.1決定戦THE W』でゆりやんレトリィバァ(28)が優勝したのを皮切りに、お笑い賞レースで20代チャンピオンが続々と誕生していることもあって、テレビ業界でも注目される世代となっている。

「お笑い界では”スターが8年周期で生まれる”と言われています。フジテレビはこの説をもとに’92年から8年に1度、『新しい波』というバラエティの特番を放送。’17年に2クール放送された『新しい波24』からは、件(くだん)の霜降り明星やゆりやん、『キングオブコント2018』王者の『ハナコ』ら、新スターが誕生しています。ここ何年もバラエティ番組は同じ顔ぶればかりで、若返りは業界の課題。キャスティング会議では”第7世代”を積極的に起用しようという動きになっています」(制作会社プロデューサー)

『アメトーーク!』(テレビ朝日系)を手がける加地倫三氏や『ゴッドタン』(テレビ東京系)の佐久間宣行氏など、業界を代表する名物プロデューサーたちが積極的に起用しているのも大きいという。

「とくに加地プロデューサーは番組関連DVDなどで局に多大な利益をもたらしており、早河洋会長の信頼は絶大。『彼には好きにやらせてあげなさい』とバックアップしているそうで、加地さんのキャスティングには誰も口を出せない。加地さんお気に入りの『宮下草薙』草薙航基は、謹慎中の田村亮の代わりに『ロンドンハーツ』でMCを務めたりしていますからね。ネクストブレイクの有力候補でしょう」(キー局ディレクター)

“第7世代”の台頭は、制作サイドの若手たちからも歓迎されている。

「いま、バラエティの現場を仕切っているディレクターは20~30代。『ダウンタウン』など大御所の黄金時代をリアルタイムに見ていない者が多い。気を遣(つか)う大物より、自分たちと同じ、ゆとり・さとり世代の”第7世代”のほうがウマが合うのでしょう」(前出・放送作家)

『キングオブコント2019』(TBS系)でも活躍が期待される”第7世代”で、唯一心配なのが渋谷系ネオチャラ漫才で人気の『EXIT』だという。

「『EXIT』は”第7世代”のアイコン的存在でしたが、兼近大樹の前科が『週刊文春』に報じられて、各局、対応に追われています。デビュー前の事件とはいえ、快く思わないスポンサーもいて、彼らの起用に二の足を踏む番組が出始めた。『EXIT』が出ているためにボツになった”第7世代”の企画もあるとか」(制作会社スタッフ)

“第7世代”は『EXIT』のスキャンダルを乗り越えられるか?

『FRIDAY』2019年10月4日号より

  • 撮影西原秀

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