松潤、光一も ジャニー氏亡き事務所を一つにする滝沢秀明の秘策 | FRIDAYデジタル

松潤、光一も ジャニー氏亡き事務所を一つにする滝沢秀明の秘策

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9月に先輩たちを差し置き、ジャニーズ事務所の副社長に就任した滝沢秀明。ジャニー氏の家族葬では遺影を抱えていた
9月に先輩たちを差し置き、ジャニーズ事務所の副社長に就任した滝沢秀明。ジャニー氏の家族葬では遺影を抱えていた

昨年惜しまれながら、芸能界を引退した”タッキー”こと滝沢秀明氏。その時は、まさかこれほど早く試練が訪れるとは、”タッキー”本人も考えなかったに違いない。

特に9月4日に行われたジャニー喜多川さんの「お別れの会」を終えると、事務所をめぐる状況が一変。9月27日に発表された人事では、滝沢氏はメリー喜多川会長、藤島ジュリー景子社長を支えるジャニーズ事務所の副社長に就任。芸能界に衝撃が走った。

「今年1月、滝沢氏が立ち上げた『ジャニーズアイランド』は、主にジャニーズJr.の育成・プロデュースを行う会社。社長に就任した滝沢氏は、メディアやスポンサーへの営業活動の傍らジュニアたちの稽古場へ足を運び、来年SixTONES(ストーンズ)とSnow Man(スノーマン)のデビューが決定。その矢先にジャニーさんが倒れ、帰らぬ人となってしまいました」(ワイド番組関係者)

今月初めに、報道陣から副社長就任を祝福されると「何も変わらないです」と照れ笑いを浮かべていた滝沢氏だが、内心は穏やかではあるまい。

「これまで折に触れて”ジャニーズ事務所の経営に関わることは絶対にない”と話してきた滝沢氏ですが、副社長ともなると、もはやジュニアの育成・プロデュースだけでは済まされない。いずれ経営面でも手腕を問われる場面が出てくるのでは」(前出・ワイド番組関係者)

しかし滝沢氏は、こんな日が遅かれ早かれやって来ることを知ってか知らずか「ジャニーズアイランド」を立ち上げた頃から、打つべき手を打ってきている。

ジュニア時代から目をかけてきた1年後輩の嵐・松本潤には、デビューして間もない「King&Prince」のライブを細かくチェックさせ、アドバイスをもらっている。そしてジャニーズJr.の6人組「美 少年」が、今年8月にロスの日本人街で行われた「二世週祭」でパフォーマンスを披露する際も、松本は忙しいスケジュールをぬって現地に足を運び、熱心にアドバイスを送っている。松本は嵐の活動休止後、俳優業と共に演出家としてジュニアを育てる一翼を担うに違いない。

そしてもう1人、滝沢氏を支えているのが、憧れの先輩でもあるKinki Kidsの堂本光一だ。

「9月に行われたKing&Prince岸優太主演の舞台『DREAM BOYS』では、演出を補佐した滝沢氏から直々に指導して欲しいと頼まれ、堂本は主演する舞台『Endless Shock』が始まる忙しい時期にも関わらず演技指導を行なっていました。さらに先日行われたHey! Say! JUMPの台湾公演も堂本が総合演出を担当。得意のフライングアクションの指導も行っていました」(写真誌カメラマン)

また、タッキーに憧れてジャニーズ事務所に入った山下智久も、今年5月に放送された音楽番組「ザ少年倶楽部『20周年蔵出しセレクション』」(NHK BSプレミアム)の中で、番組20周年を記念してジャニーズJr.をプロデュースすると発表。一部週刊誌で、山下の事務所退所説が報じられているが、投げ出すようなことはしないと見た方が良さそうだ。

「その代わり、山下の”(俳優として)海外進出”をサポートするために、アメリカの人気俳優ウィル・スミスが代表を務めるエンタメ企業とエージェント契約することを許しています。山下は来春放送予定の日欧共同制作ドラマ『THE HEAD』を皮切りに、海外進出が一気に加速しそうです」(広告代理店関係者)

山下の悲願でもある”海外進出”は、ジャニーさんが事務所創設当時からの夢でもあり、後輩に道を作る意味でも、滝沢氏にとってメリットがある。”海外進出”をサポートする代わりに”ジャニーズJr.のプロデュース”をさせる。まさに一石二鳥。副社長に就任した滝沢氏の手腕は、なかなか老獪と言わざるを得ない。

さらに滝沢氏は、解散の危機にあった関ジャニ∞をも救っている。

「昨年の渋谷すばるに続いて、錦戸亮も9月に退所して、ソロデビュー。一時は、ライブの構成・演出を担当する大倉忠義も脱退すると見られていました。ところが脱退どころか、先頃は関西ジュニアの育成や公演のプロデュースにも意欲を持っていると報じられています。これも滝沢氏の手腕によるものと思われます」(前出・写真誌カメラマン)

ジャニーズJr.のサポート体制を作り上げるだけでなく、関ジャニ∞解散の危機まで救った滝沢氏の手腕。次なる一手は、山口達也の不祥事で25周年ツアーも行うことができず、音楽活動休止に追い込まれたTOKIOではあるまいか。

「音楽活動が出来ないことから長瀬智也がTOKIOを脱退、事務所を退所するのではないかという報道も流れていました。ところが、9月28日にリーダー城島茂が結婚会見を行った際、休止中の音楽活動にも話が及び『音楽プロデューサーの長瀬の中に絵はあると思う』と発言してファンを喜ばせています」(レコード会社ディレクター)

副社長就任以来、切れ味鋭い手腕を発揮してきた滝沢氏。TOKIOの音楽活動復帰に向けて、一体どんな奥の手を使って来るのか。お手並み拝見といきたい。

  • 島右近(放送作家・映像プロデューサー)

    神奈川県出身。バラエティ、報道、スポーツ番組など幅広いジャンルで番組制作に携わる。女子アナ、アイドル、テレビ業界系の書籍も企画出版、多数。ドキュメンタリー番組に携わるうちに歴史に興味を抱き、近年『家康は関ヶ原で死んでいた』(竹書房新書)を上梓

  • PHOTO結束武郎

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