桜井ユキ・変幻自在で大躍進! 演技派女優が毎日やる3つのコト | FRIDAYデジタル

桜井ユキ・変幻自在で大躍進! 演技派女優が毎日やる3つのコト

『G線上のあなたと私』で話題! どんな役にも化ける 桜井ユキはバラエティがお好き

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桜井ユキ 撮影:KOBA
桜井ユキ 撮影:KOBA

もしかしたら令和元年イチ、活躍したのが桜井ユキではないだろうか?

今年だけでも映画4本、ドラマに6本出演(そのうちの1本は主役)。そのいずれの役でも彼女は強烈な印象を残してきた。

しかし不思議なことに、桜井ユキを思い出そうとするとはっきりと彼女の顔を描き出せない。敏腕女性弁護士、地下アイドルオタク、ジャーナリスト、仕事と愛の狭間で揺れるマネージャーなど彼女が演じた姿はありありと思い浮かべられるのに、だ。きっとそれは彼女が演じる役を自分の中に吸収して、染まりきってしまうからなのだろう。

現在放送中の『G線上のあなたと私』(毎火/夜10時〜/TBS系)で演じるバイオリン講師・久住眞於も、まるで桜井自身が“ゆるふわ”で“女子濃度”の高い人なのかと勘違いしてしまうほどだ。

「役を演じる上では脚本の力も大きいのですが、それと同じくらいメイクや洋服に助けられています。メイクって私にとっては役に入るスイッチみたいなものなんです。実は現場のメイクをあえて自分自身でやらせていただくことも多くて、その時に“こういう子なんだろうな”とイメージをしながら具体的に作りあげていきます。例えばわかりやすいところだと、『絶対正義』で演じたジャーナリストの役は、あまりビジュアルを気にしない役だと捉えていたので、実際に顔がむくんでいたり、吹き出物ができていても、あえてそのままでお芝居していました。でも今回の眞於先生ではそういうだらしなさは許されないですよね。あんなに女性っぽい人ですから(笑)」

自分に思いを寄せる理人(中川大志)に弱さを見せ、彼を振り回してしまう“放っておけない女子”の眞於。先週の放送では理人を家に引き入れた彼女の行動に、SNSでは女性たちの「理人を傷つけないで!」「やめてー!」という悲壮感にあふれた声があふれていたが、演じる桜井は“私だけは眞於を好きでいてあげたい”と言う。

「眞於ってきっと女性の中の最上位にいるキラキラした人だと思うんです。でも心の奥底には粘土のような黒い塊を持っている。だけど、そういうのって誰しもが持っている部分ですよね。彼女はそれをうまく人前で出し入れできるのかもしれません。そのコントロールできるということが視聴者の方からすると“なんだか嫌だなぁ”と思われることに繋がるんだと思います。でも、演じる私くらいはその人間らしさも含めて愛してあげたいと思っています。だからこそ、最終回に向けて眞於には幸せになってほしいな。まだ手元に最終話の台本がきていないので、結末はわからないんです。でも、最後は灯りがともるような幸せに向かっている眞於が見たいですね」

 

とにかく様々な作品で彼女の顔を見た今年、桜井にとってはどんな1年だったのだろうか。

「今年は本当にいろいろなお仕事に巡り合えて、ひとつが終わると、またすぐ次を演じ、時には同時にふたつのキャラクターを掛け持つこともありました。だからこそ自分が役にかける密度がより濃くなった1年だったと思います。とはいえ、プライベートにまで引きずることはないですね。特に撮影が続いている時は、あまりドラマを見ないようにしていて、その代わりにバラエティ番組を家に帰ったらつけています。いつも録画をしているのが『ウチのガヤがすみません!』(日テレ系)と『アメトーーク!』『ロンドンハーツ』(ともにテレ朝系)かな。あと、マツコ・デラックスさんの番組が好きでいつも撮り溜めているんです(笑)。自分がそこに介入せず、人が楽しそうに笑っているのがすごく居心地が良いことを発見して、それ以来ご飯を作っている時とかも音楽をかけるのではなく、バラエティ番組を見ています。これが今、私に戻るリラックスタイムですね(笑)」

桜井ユキ 撮影:KOBA
桜井ユキ 撮影:KOBA
桜井ユキ 撮影:KOBA
桜井ユキ 撮影:KOBA

桜井ユキに5つのQ&A

Q1 あなたが人に自慢できることは?
A1 クレヨンしんちゃんマニアなこと
「小学校時代からずっとクレヨンしんちゃんが好きです。表紙イラストをチラっと見ただけで、それが何巻か言えるくらい、何度も読み返しています。好きなエピソードは数え切れないくらいあるのですが、家族の日常の話の中にさらっと涙を誘うエピソードが描かれていて、そういうところにいつも感動しています」

Q2 今、プレイリストに入っているお気に入りの音楽は?
A2 『アクアマン』のサウンドトラック
「こだわりのアーティストの方はいないのですが、イントロを3秒くらい聴いて耳心地が良かったものをいつも聴いています。今は、映画『アクアマン』のサウンドトラックがマイブームです」

Q3 影響を受けた作品は?
A3 『モンスター』
「シャーリーズ・セロンが主演の映画です。お芝居を本格的にはじめる20代の時に映画館で観たのですが、女優はここまで変わることができるのかと衝撃を受けました。心を射抜かれましたね。その時はまだ女優に対して漠然とした憧れしか持っていなかったのですが、この作品を見て女優に対する自分の中の思いに変化が起きました」

Q4 毎日していることはありますか?
A4 お酢を飲む、ヨーグルトを食べる、半身浴をする
「どんなに忙しくてもこの3つは必ず毎日します。お酢とヨーグルトは朝と夜の1日2回口にするようにして、半身浴は夜必ずしています。お酢とヨーグルトは身体に良いと聞いたので摂るようにしたら、なんとなく調子が良い気がしますね。お酢はリンゴ酢と黒酢の2種類を飲んでいます」

Q5 好きなタイプを教えてください
A5 残念な人
「格好つけているけど、格好つけきれていない、そんな残念な男性が好きです。パーフェクトな人にはあまり惹かれなくって、そういう人がいたら、逆にアラ探しをしてしまいます。そこで残念な部分がポロリと出てしまったら“よっしゃ!”って思いますね(笑)。そこにきっとその人らしさが出るのかなと思います」

桜井ユキ 撮影:KOBA
桜井ユキ 撮影:KOBA
桜井ユキ 撮影:KOBA
桜井ユキ 撮影:KOBA

桜井ユキ(さくらい ゆき)
1987年2月10日生まれ。
2017年初主演映画『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY-リミット・オブ・スリーピング・ビューティー』が公開。2018年には「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」、映画「娼年」「スマホを落としただけなのに」などが公開され、今年も、『絶対正義』、『東京独身男子』、『坂の途中の家』、『だから私は推しました』、映画『マチネの終わりに』では物語のキーとなるキャラクターを演じる。

撮影:KOBA
企画・構成:SUPER MIX
取材・文:知野美紀子(SUPER MIX)

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