ゲスいのにモテモテ クロちゃんにオファー殺到の意外な理由

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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知名度のわりにギャラが安く、リアクションも新鮮で「ドッキリ」に引っ張りだこ

私生活でもゲスいクロちゃん。番組で共演した神崎紗衣(左)を速攻で口説くも恋は成就せず

『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の企画で、『安田大サーカス』のクロちゃん(43)がアイドルグループ『豆柴の大群』をプロデュース。デビューシングル『りスタート』がオリコン週間チャート1位に輝くなど話題となっている。

「CDのジャケットは3バージョンあって、その売り上げ数でクロちゃんの〝進退〟を決めるシステム。一番売れたジャケットパターンは『解任&罰』で、残念ながら、クロちゃんはこの1曲限りでプロデューサーをクビになってしまいました。ところがその一方で、業界内でのクロちゃんの評価は急上昇。番組のゲストで登場した『ゲスの極み乙女。』の川谷絵音(えのん)なんて『歌詞が独特で素晴らしい』と絶賛していましたから。これまで、ゲスキャラで人気を博していましたが、新境地を開拓しましたね」(TBS関係者)

クロちゃんといえばセクハラまがいの言動がつきものだが、意外や女性タレントやマネージャーら、関係者らのウケはいいという。

「テレビで観たまんまのキャラで裏表がないうえ、『思っていたより優しい』と逆に評判ですよ。口説かれても断れば素直に諦(あきら)めるし。カメラが回っていないところで強引に誘ってくるタレントより、よほど安心です」(芸能プロ幹部)

’18年秋から『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)が特番からレギュラー化するなど、テレビ界ではいま、ドッキリ企画が再び脚光を浴びているが、そこでもクロちゃんは引っ張りダコなんだという。

「ドッキリと言えば『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)が有名ですが、カリスマホストに恋人をナンパさせる〝スティンガー〟など、かつて主流だった素人へのドッキリがコンプライアンスの問題などで難しくなった。現在では芸能人への仕掛けが主流となっています」(制作会社ディレクター)

ターゲットが芸能人になることで、いくつかの問題が発生した。落とし穴など大掛かりなロケに協力してくれる施設が千葉県にある『東京ドイツ村』など限られているため、ドッキリを仕掛けられやすい〝常連〟タレントには、ロケ地だけで企画がバレてしまうというのだ。

「有名ロケ地は避けて、TBSなら緑山スタジオなど、自局が所有する施設で撮影するケースが増えましたね」(キー局プロデューサー)

芸能人の起用による制作費の高騰を避けるため、ギャラがお手頃でかつリアクションのいいターゲット――若手のお笑い芸人にオファーが集中するという。

「手っ取り早いのは、ドッキリ慣れしていないニュー・スターたちですね。最近、テレビに出始めたユーチューバー芸人のフワちゃんとか、人見知りキャラで人気の『宮下草薙』の草薙航基。とにかく一生懸命な『キラキラ関係』のワタリ119も人気ですね。ただ、そんな新顔たちよりも圧倒的な人気を誇るミスタードッキリが、実はクロちゃんなんです。知名度のわりにギャラが安く、長期で拘束されるロケも厭(いと)わない。何度騙(だま)されてもリアクションはつねに新鮮だし、ゲスキャラなのが奏功してか、彼が酷(ひど)い目に遭(あ)っても視聴者には爽快感がある。最強ですよ(笑)」(前出・ディレクター)

令和の時代のテレビ界を席巻するのはクロちゃんなのかも!?

『FRIDAY』2020年1月31日号より

  • 撮影山田宏次郎

Photo Gallary1

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