松ケン、井上真央、クドカン…芸能活動を左右する大河ドラマの恐怖

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過去に大河ドラマで最低視聴率を記録し、その後の芸能活動に大きな影響を受けた井上(左)と松山(右)

1月19日に大河ドラマ『麒麟がくる』がスタートした。主演の長谷川博己が明智光秀を演じるこのドラマは、通常より2週間遅れで始まるなど、波乱の幕開けとなった。

「昨年、重要な役どころだった沢尻エリカが薬物使用で撮影中に逮捕されたため、急遽、川口春奈を代役に立てて撮り直しが行われました。すでに10話分が収録されており、2週間遅れでもかなりタイトなスケジュールだったそうです」(スポーツ紙記者)

だが、沢尻の逮捕も悪いことだけではなかったようだ。初回視聴率は19・1%と、4年ぶりに19%を突破。Twitter上でも川口が演じた「帰蝶」がリアルタイムで上位に入るなど、“代役騒動”がいい意味で宣伝になった格好だ。

思えば大河ドラマほど、視聴率の話題が付きまとう番組も無いだろう。今回は高視聴率というプラスの要因で取り上げられたが、昨年放送された『いだてん~東京オリムピック噺~』は、まさに低視聴率に苦しめられた。

「年間の平均視聴率が大河史上最低の8・3%を記録。全47話中42回もひとケタ視聴率という、惨敗ぶりでした。脚本を担当した宮藤官九郎さんはラジオで“視聴率で負けたくなかったんですけどね”と自ら語るなど、やはり“数字”を意識していたようです。かなり精神的にも追い詰められたみたいですからね」(女性誌記者)

だが、その数字に苦しめられてきたのは、裏方さんだけではない。ときには、主演俳優などに矛先が向くことも。

‘12年に放送された『平清盛』で主演を務めた松山ケンイチも数字に苦しめられた一人だ。

映画『デスノート』シリーズや『デトロイト・メタル・シティー』などに主演し、ヒットを連発。‘11年には女優の小雪と結婚し、まさに公私ともに充実しているときに挑戦した大河ドラマだった。

だが、フタを開けてみれば、当時の最低平均視聴率12・0%を記録。平安時代後期という、過去の大河ドラマでも苦戦を強いられてきた時代設定も仇となった。

「戦国時代のような派手な合戦シーンも少なく、全体的に暗く地味な印象でした。制作サイドにも問題があったのに、なぜか松ケンに批判の矢が向いてしまったのは可哀そうでしたね。大河のあとの数年間は、俳優として“最低視聴率”というレッテルに苦しめられることになりました」(テレビ誌記者)

‘15年に放送された『花燃ゆ』は、『平清盛』と同様の平均視聴率12・0%で、最低視聴率タイを記録。主人公だった井上真央が直接、会見で謝罪するという事態にまで追い込まれた。

「4月に行われた大河ドラマの試写会で、井上自身が記者に対し“いろいろな原因があると思うんですけれど、主人公である私の力不足であるとしか言えない”とコメント。主演女優が視聴率低迷に関し、放送中に触れたことは珍しく話題になりました。この視聴率低迷が原因で、井上と所属事務所との間に溝が出来てしまい、翌年には独立問題にまで発展してしまいました」(ワイドショー関係者)

制作費が1話1億円とも言われるなど、まさにNHKが局を上げて作る大河ドラマ。“皆様の受信料”が充てられていることを考えると、局員やスタッフが視聴率を意識してしまうのは仕方がないのかもしれない。

ドラマはチーム作品なのに、ときには主演俳優や脚本家が戦犯にされてしまう。視聴率がすべてではないと分かっていても、NHK関係者はもちろんのこと、マスコミや視聴者まで、その数字に引っ張られてしまうのだ。

大河ドラマの主演は、今後の芸能活動を左右しかねないほどの大役。果たして『麒麟がくる』の長谷川には、どんな未来が待ち受けているのだろうか――。

 

  • 荒木田 範文(FRIDAYデジタル芸能デスク)

    埼玉県さいたま市出身。夕刊紙、女性週刊誌の記者、編集者を経て現職。テレビやラジオなどにも出演中

  • PHOTO桑田真(井上真央)、船元康子(松山ケンイチ)

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