キム・カーダシアン ピタピタ過激ファッションでパリ降臨!
リアリティタレントでありながら、“KIMONO”騒動を経て「SKIM」の名で売り出したアンダーウエアブランドやコスメブランド「KKWビューティー」を大ヒットさせるなど、ビジネスの才にも優れたキム・カーダシアンが、パリでパンチの効いたファッションを披露している。
新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、日本では3月16日~21日に予定されていた「東京コレクション」が中止になってしまったが、パリでは「ファッションウィーク(パリコレ)」が華々しく開催された(2月24日~3月3日)。
インフルエンサーでもあるキムも、夫のカニエ・ウェストや長女のノース・ウェストちゃん、さらには姉コートニー・カーダシアンとその娘ペネロペ・ディシックちゃんらとともにパリに滞在。
ファッションウィーク期間中は、世界中のおしゃれなセレブたちがフロントローに現れるということで、ショーそのものだけでなく、ゲストのファッションスナップもさかんに撮られている。
そんな中で、ひときわ目立っているのがキムなのだ。

パリに到着して以来、キムは「バルマン」の2020AWコレクションから、ラテックス製のキャットスーツを着用。
指までラテックスで覆われるなど、肌を一切露出していないにもかかわらず、主に脚部のシルエットがばっちりわかる過激なスタイルだ。
これまでにキムが着用したカラーバリエーションは、スモーキーなピンクベージュ、キャラメルのようなブラウン、チョコレートのようなブラウンと、どれもスキンカラーベース。
フィット感もあいまって、なおさら艶めかしい印象を与えている。
このインパクト抜群のコーディネイトは、美しいボディラインがなければ成立しない。
今回のパリのファッションウィークに備え、キムは2月の中旬にパーソナルトレーナーをともなってハイキングコースでウォーキングを行うなど、トレーニングに勤しんできた。
その成果はご覧の通りだ。

彼女のトレードマークでもある大きなヒップはキュッと上を向き、ももは美しいカーブを描きつつ、ひざ下は驚くほどシャープに締まっている。
体型に自信がなければ着られないこんなファッションを、カーヴィーボディでありながらサラリと着こなしてしまうとは、さすがキム!
リアリティショー出身だからと毛嫌いされることが多い彼女だが、自分の身体を愛し、その見せ方にもこだわる執念には、見習うべき部分がある、かはともかく、一定の称賛には値するだろう。


文:原西香
(はら あきか)
海外セレブ情報誌を10年ほど編集・執筆。休刊後、フリーランスライターとして、セレブまわりなどを執筆中