忽那汐里×夏帆×仲野太賀　人気俳優がアツく語りあった夜

都内某所――大通りのすぐ脇に建つ雑居ビルに、永瀬正敏(54)や大森南朋(48)ら個性派俳優や映画＆舞台関係者たちに愛されている隠れ家カフェがある。

大きな窓の傍(そば)の席に着けばビル群に沈む夕陽を望め、奥の照明を落としたソファ席で人目を忍ぶこともできる。使い勝手のいいこのカフェに、その夜も個性的な俳優たちが集っていた。

お団子の部分だけが金髪というヘアスタイルの忽那汐里(くつなしおり)(27)、黒マスク姿が似合う夏帆(29)、そして太賀改め仲野太賀(27)である。

「この３人がそろい踏みした作品はありませんが、太賀と忽那は’17年にドラマ『1942年のプレイボール』（NHK）で共演。太賀と夏帆は’19年の映画『きばいやんせ！私』で共演しています。役者デビューが’04～’07年と近く、お互いに実力を認め合っている。意気投合するのに、それほど時間はかからなかったと聞いています」（舞台監督）

そんな３人組が一列縦隊でビルから出てきたのは、とっぷり日が暮れた夜７時ごろ。太賀は近くに停めていた自転車をピックアップし、押して歩きながら二人についていく。大通り沿いの歩道は帰宅途中の学生やサラリーマンでゴッタ返していたが、マスク姿が功を奏してか、いまをときめく３人に誰も気づかない。

一行はそこから10分ほど歩いた先にあるしゃぶしゃぶ店へ。Ａ５和牛の上コースでも4000円しないコスパのいい店だ。まずは忽那と夏帆が店に入り、太賀はコンビニでタバコを調達してから、合流した。旨い肉を頬張りながら、タップリと演劇論でも交わすのだろう。

「３人とも芸歴は十数年。話題作には必ず絡んでいます。たとえば夏帆はコロナ禍で極力、打ち合わせや撮影などを非接触で行ったオムニバス配信映画『緊急事態宣言』に出演。長澤まさみが堕(お)ちていくシングルマザーを演じた映画『MOTHER マザー』で太賀と共演しています。太賀は興行収入50億円の大ヒットとなった『今日から俺は‼︎ 劇場版』にも出演。主演映画『生きちゃった』の公開を10月に控えています。クランクイン前から本人は『これは代表作になる』と確信したんだそうです」（映画専門誌記者）

３人の中でいま一番、話したいことがあるのは忽那だろう。

ポッキーのＣＭで見せたダンスでブレイクし、武井咲(えみ)(26)や剛力彩芽(28)と〝オスカー３人娘〟として売り出された忽那はおとなしいイメージがあるが、実際は真逆だと芸能プロ幹部は言う。

「『オスカープロモーション』のタレントが次々辞めているのは周知の通り（詳細はコチラを参照）。忽那は昨年12月に先陣を切る形で退所していますが、その理由は他のタレントと大きく異なります。オーストラリア出身の忽那は英語が堪能で、海外志向が強い。すでに『デッドプール２』『アウトサイダー』などの作品に出演しており、つい先日、『X-MEN』シリーズを手掛けたサイモン・キンバーグらが製作総指揮を執るAppleTV＋のネット配信ドラマ『Invasion』への出演が発表されました。海外に拠点を移し、腰を据(す)えて活動するため、あえてフリーランスになったのでしょう」

このまま朝まで３人で語り合うのかと思いきや、30分ほどで夏帆が退出。それから２時間半余り、太賀と忽那、二人っきりのしゃぶしゃぶタイムとなった。

本誌は昨年、太賀と森川葵(25)の通い愛をスクープ。その〝愛の巣〟はここからそう遠くないのだが、森川は合流しなかった。この二人、まさか――と思ったものの、閉店時間の夜10時で宴(うたげ)はお開き。店前で解散となった。

ちなみに本誌取材では、太賀＆森川はいまも交際順調。売れっ子たちが一堂に会する機会はそうそうないから、森川は遠慮したってことなのだろう。

『FRIDAY』2020年10月２日号より