山口智子に鈴木京香…2020年秋に吹くトレンディドラマ女優旋風

山口智子、鈴木京香、鈴木保奈美...今はいったい何年なのだろう?

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1996年の『ロングバケーション』での活躍が印象的だった山口智子。今クールでは『監察医 朝顔』に出演

秋ドラマがとても楽しい。コロナ禍で放送内容、回数がガッタガタになってしまった春夏ドラマがやっと整ってきた。ドラマオタクとしてはやっと平常運転の生活に戻ることができたと安堵している。

『監察医 朝顔』(フジテレビ系)の放送を終えて、2020年の秋ドラマが全て出そろった。全ての作品を見渡すと、いわゆる『トレンディドラマ』の常連だった往年の女優たちが、たくさんの作品に出演していることに気づいた。アラフィフ、アラカンになっても現役のまま演技を続ける名女優たち。

彼女たちがどんな様子で活躍をしているのか、一度ここらで振り返ってみたい。

約25年前と変わらない美しさでバイプレイヤーに

まずは月9からチェックしていこう。来クールまで長期の放送が決定している『監察医 朝顔』には、山口智子(56)が主役の上司役で監察医を演じている。山口智子といえば今から約25年前『ロングバケーション』(フジテレビ系)の南役で、一斉を風靡して女性の憧れの象徴だった。どれだけの女性が彼女を真似て、美容室でシャギーカットをリクエストしたことか。

今回も南がそのまま年齢を重ねたような、ご本人のキャラクターがそのまま反映されているような、底抜けに明るい役を演じている。見た目も若くて年齢に驚かされる。

同じ月曜22時からは『共演NG』(テレビ東京系)に鈴木京香(52)が主演。トレンディドラマ時代の活躍ももちろんだが、出演作が絶えることなくずっと走り続けているのは彼女だけではないだろうか? ほら、トップスターともなると、割と人生の休憩を取ることが多いから……ね……。

彼女の魅力はなんといっても、圧倒的な“美”である。ドラマのオープニングで共演の中井貴一とダンスを踊っているのだが、ドレス姿で見せる薄ら筋肉のついた完璧な二の腕を見てため息が出た。この人は顔だけではない、頭頂部から足先まで完全無欠の美を、鈴木京香を誇っている。

そして木曜は『七人の秘書』(テレビ朝日系)には民放のテレビドラマで久々にガッチリと姿を見せた室井滋(62)。トレンディ時代どころか、その以前からすでに活躍。演技だけではなく文筆業も好評だ。感心するのは全く変わらない存在感。今回は木村文乃をはじめ、菜々緒、広瀬アリスなど百花繚乱の美に負けることない存在感を放っているのはお見事。見た目もめちゃくちゃ若い。

ちなみに並べた作品内で、私は本作を推している。正義は表立ったものではなく、実は裏にあるという面白さが絶妙なペースで描かれている。視聴後の爽快感がいいのだ。

ビジュアル&キャラ変えで令和もひた走る

変わらないビジュアルで活躍する女優もいれば、敢えて変えてくる女優もいる。

土曜放送の『35歳の少女』(日本テレビ系)では、鈴木保奈美(52)が白髪になって、主人公の母親役を演じている。それも笑顔を忘れてしまったかのような冷たい性格の女性。個人的に白髪=グレイヘアになると、気の強い印象を与えると思っている。穏やかに笑う白髪姿の女性は想像しづらい。そのイメージ通りに演じている鈴木。そこには「カーンチ! セックスしよう!」と言いながら撥剌としていた赤名リカはいない。

同じ白髪姿を見せているのは戸田恵子(63)だ。日曜21時枠の『危険なビーナス』(TBS系)では、前出の鈴木保奈美のイメージと同じく、冷たく、気の強い大金持ちの娘として、遺産を管理する役。彼女といえば、長い間、名バイプレイヤーとしてドラマで姿を見ていた。アニメ『アンパンマン』の声優もあまりにも有名で、我々も本当にお世話になった。そんな戸田が明るいイメージを払拭するかのように、白髪ウィッグをかぶっている。しかも似合っている。

日曜夜『極主夫道』(日本テレビ系)で、極道の妻を演じているのは稲森いずみ(48)。着物姿に髪をきっちりアップして、ビジュアルだけは完全に極妻だけど、この作品はコメディだ。今作では美しさを笑いに変えて登場している。笑ってしまう稲森を見るのは初めてだけど、新鮮でいい。

彼女こそ「いつ休んでいるのだろうか」と不思議になるほど、ドラマで姿を見続けている女優のひとり。プライベートがほぼ分からないところが、長年第一線にい続ける理由だろうか。ああ、ロンバケで脳内にピンクの象を飼っていた小石川桃子がなつかしい。

と、秋ドラマで見かけた、長く演じ続けている女優たちをピックアップ。人生90年時代と言われる昨今、彼女たちの活躍はまだ中盤に差し掛かったばかりかもしれない。

  • 小林久乃

    エッセイスト、ライター、編集者、クリエイティブディレクター、撮影コーディネーターなど。エンタメやカルチャー分野に強く、ウエブや雑誌媒体にて連載記事を多数持つ。企画、編集、執筆を手がけた単行本は100冊を超え、中には15万部を超えるベストセラーも。静岡県浜松市出身、正々堂々の独身。女性の意識改革をライトに提案したエッセイ『結婚してもしなくてもうるわしきかな人生』(KKベストセラーズ刊)が好評発売中。

  • 写真ゲッティ/共同通信イメージズ

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