内部資料を大公開 二世タレント「実力&ギャラ」ランキング | FRIDAYデジタル

内部資料を大公開 二世タレント「実力&ギャラ」ランキング

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大手広告代理店がみる、本当に実力のある「二世タレント」は誰?

「一度、ハワイのハレクラニホテルで長嶋一茂さんと一緒になったことがあるのですが、一日中、プールで焼いていたんですよ。マリンスポーツも買い物もせず、ひたすら日光浴。余裕のなせる業(わざ)なのでしょうが……一茂さんがブレイクした要因、そのあたりにあると思います。

お父さんは昭和のスーパースター。『ミスターが一茂を球場に忘れて帰宅した』なんてエピソードも国民に広く知られている。そもそもの知名度がそんじょそこらの二世とは違うのです。それと本人の嫌みのない性格が相俟(あいま)って、バラエティにハマった。本人曰(いわ)く『野球を辞めてタレントに転向してから、初めて年俸が1億円を突破した』とか。”二世界のプリンス”だと思います」(民放編成担当)

ボンボンを食わせるため、タレントの親が芸能界に入れる――そんな構図で捉えられがちだった二世タレントの立ち位置が変わりつつある。一茂のブレイクは二世タレントが一大ブランドになったことの証(あかし)だろう。実際、大手広告代理店はキャスティング部やクリエイティブ(制作)のスタッフ総勢20名を動員して、「二世タレントの実力ランキング」ともいうべき資料を作成している。


「クライアントに見せながら、『いま、誰が来ている』『次は誰が来ますよ』などとプッシュするわけです。二世タレントの場合、まったくの新人タレントと違って、子どものころからテレビに出ていたりするので、クライアントの認知度が高い。仮に知らなかったとしても、親の名前を出せばピンとくる。説明が楽なうえに、トークが盛り上がるんです」(大手広告代理店キャスティング部A氏)

下のリストはA氏が提供してくれた資料から主だったタレントを抽出したもの。なお「知名度」は本人の知名度。「親のパワー」は親の七光りがどれほど強いかを指しており、「安定感」は本人および親の清廉さ、「伸びしろ」は本人の将来性を表す。最高評価の「A」を5点、最低評価「E」を1点、「+」を0.5点として、総合点の高い順に並べた。なお、同点の場合はCMギャラ(年間契約料の相場)の高低で順位づけをしている。

では、リストの中身を見てみよう。

需要と供給がマッチした一茂

堂々の首位に立ったのは小泉純一郎元首相の長男、小泉孝太郎(40)。

「説明不要の知名度、そして元総理の御曹司という育ちの良さ。老若男女問わず、幅広い支持を集めています。演技力も評価が高い」(前出・A氏)

再ブレイク中の一茂は2位につけた。

「リストを見て、ブームの一因に気づいた」と言うのは中堅放送作家だ。

「ギャラを下げていますね。以前ならゴールデン番組1本あたり3ケタだったはずが75万円になっている。実は一茂のコメントの面白さは、深夜の格闘技番組『SRS』などですでに発揮されていました。ところが、ギャラの高さがネックとなって、出演番組が限られていたのです。ギャラの見直しによって、露出が急増。忖度知らずのド天然コメントの面白さが世間の知るところとなった。それがまた新たな需要を呼んだのでしょう」

A氏によれば一茂の潜在視聴率(タレント単体で獲得できると見込まれる視聴率)は驚異の3.85%。コスパの良さでしばらくブームは続くだろう。

二世タレントを使う最大のメリットは知名度。とくにテレビ業界では「デメリットはなかなか見当たらない」と先の民放編成担当は言う。

「親のファンなら、子にも期待するし、好感度も引き継がれる。テレビ局がターゲットとしている高年齢層と若年層を取り込めるのです。そして、実はプロデューサーにもメリットがある。例えば、IMALUさんを使うことで、明石家さんまさんに会ったときに、『先日、IMALUさんに番組に出てもらいまして……』と恩を売ることができるんです」

3位は「父は歌舞伎役者・松本幸四郎、兄は市川染五郎」という強力な七光りが話題となった松たか子(41)。基本的に世襲で、子役時代からファンの視線にさらされる歌舞伎一家の子は究極の二世タレントと言っていいだろう。なかでも抜群の知名度を誇る市川海老蔵(40)が松の後塵を拝している理由は彼の人柄にある。

キー局ディレクターが嘆く。


「海老蔵は収録が少し長引いただけで急に帰ると言い出すんです。実際、プロデューサーが土下座している横を通り過ぎて帰っていく場面を目撃して声を失いましたよ。しかも、その後に彼のブログを見たら『競馬なう。』って。この人とは二度と仕事しないと誓いました」

お笑い芸人『ますだおかだ』岡田圭右(けいすけ)の長女、岡田結実(ゆい)(18)はブレイクに際して、両親が離婚するというスキャンダルに見舞われたが9位と健闘。制作会社ディレクターは「彼女のポテンシャルが被害を最小限にした」と見ている。

「父の『芸能界で本気でやりたいと思うなら、安易に親の名前を出すな』という方針にのっとり、当初は親の名前を伏せていたんです。ところが事務所を移籍するタイミングで、出たがりの母親が岡田の娘押しを勝手に解禁。バラエティ番組に出まくった。父は激怒し、両親は離婚することになった。ただ、彼女自身はとてもスタッフ受けが良く、人気がある。器用だし、明るいし、何より水着グラビアのオファーが来るくらい、スタイルがいい。写真集の話も複数あるそうです。間違いなく、お父さんより売れてるよ」

親の存在抜きでも起用したい。制作側にそう思わせる異色の二世タレントが11位の安藤サクラ(32)だ。

「デビューは父・奥田瑛二の監督作品ながら、注目を集めたきっかけは園子温監督作品『愛のむきだし』でした。彼女自身の演技力が高く評価されてのブレイクです。10月スタートのNHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』でさらに知名度を上げるでしょう」(前出・放送作家)

前出・民放編成担当もサクラ派だ。

「実は行きつけの居酒屋が一緒なんですが、店が本気でサクラのことを応援しているんですよ。で、サクラ自身もフラッと店に顔を出して普通に飲んでいく。気さくで、『応援したい』と思わせる魅力が彼女自身にはある」

期待の高さでは、福岡ソフトバンクホークス、工藤公康監督(55)の長男、工藤阿須加(27)も負けていない。キー局プロデューサーがベタ褒めする。


「工藤監督ジュニアということで好感度も、知名度も高いうえにイケメン。ちなみに子どものころ、パパの試合は正座して観るルールだったそうです(笑)。お父さんの指導で礼儀はしっかりしているし、大学までテニスをやっていたから、上下関係もキチッとしている。所属事務所もけっして安売りをしない。バラエティ出演にも制限をかけていて、露出過多にはならないようにしている」

今年、最も注目を集めた二世タレントといえばKoki,(15)だろう。当初、親の名前は伏せて、海外の著名化粧品メーカーのCMなどでデビューさせてミステリアスに売り出すつもりだったが、「芸能界入りを女性誌にスッパ抜かれて、泣く泣く方針転換した」と言うのは、グラビアに強い芸能プロ幹部である。

「キムタクにソックリなので、遅かれ早かれバレたでしょうけどね(笑)。ただ、親に似過ぎると、かえって使いづらいもの。三浦祐太朗なんて、母・山口百恵の面影があり過ぎてどうにも落ち着かない。逆に百恵臭のしない次男の三浦貴大が貴重な若手のバイプレイヤーとして存在感を発揮していますから。Koki,がどう展開していくのか注目です」

彼女は8月、インスタグラムで『ブルガリ』のアンバサダーに日本人初、歴代最年少で就任したことを報告した。

松は’96年、「フジ月9」ドラマ『ロングバケーション』で一躍注目を集めた。母となっても人気は衰えず

勝ち組代表の一茂。「彼や石原良純は二世とは見ていない。本人のキャラが欲しくて起用する」(放送作家)

杏のCMギャラ相場は5000万円と超一流タレントなみ。’15年には売れっ子俳優の東出昌大と結婚するなど順風満帆だ

’03年に『さくら(独唱)』が大ヒットした森山良子の長男、直太朗。歌手として安定した活躍を見せている

海老蔵と長男・勸玄くん(左)との親子公演は即日完売の人気だ

松田優作が遺した龍平&翔太兄弟は揃ってランクイン。こちらは兄の龍平で下写真が翔太

翔太の結婚式には小栗旬や綾野剛ら売れっ子俳優が勢ぞろい。ちなみに新婦・梢も二世だ

千葉真一(下写真)の息子、新田真剣佑は父譲りのグッドルッキングで10代女子に爆発的な人気を誇る

親の仕事を奪うバカ息子

最後に羽ばたけなかった二世タレントにも触れておこう。昨年10月、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕。12月に懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けたものまねタレント・清水アキラの三男、清水良太郎(30)がワーストとなっている。


「二世タレントを使うメリットのひとつが安定感でした。裕福な家庭に育った彼らは、基本的に育ちが良い。金持ちケンカせず、なのです。武闘派と見られている木村一八や真木蔵人ですら、実際は”話のわかる男”だと言われていますから。かつては親の存在や、親の周辺の芸能関係者が二世のまわりから悪党を遠ざけ、事件やトラブルを未然に防ぐ抑止力となっていた。ところが、いまやバカ息子のトラブルのせいで、親の仕事を奪われる現象が起きている」(芸能プロ幹部)

前出・A氏が続ける。

「清水は違法カジノ通いをフライデーされ、謹慎した挙げ句の犯行ですから、救いようがない。言いわけばっかりで、抱いたタレント自慢をしたなんて話も入って来ていて、業界内の評判は最悪です。ワースト2の高畑裕太は、実力以上にブレイクしていただけに惜しいですよ。清水と高畑の二人は本人&親のポテンシャルとは関係なくNG。テレビもCMも使えません。親の知名度だけ見れば世界的知名度の高い親を持つ杏が最強のはずですが、5位にとどまった。足を引っ張ったのは、ほかならぬ”世界のワタナベ”の不倫スキャンダル。いかな二世タレントでもスキャンダルには勝てないのです」

以下、平尾昌晃の放蕩息子で小学生時代から六本木で遊んでいたという平尾勇気(37)、初代林家三平の次女で先日、イラン人との婚約解消&自己破産を報告した泰葉(57)。貴乃花親方の息子で先日、本誌が不倫密会疑惑を報じた花田優一(22)らインパクトの強い二世が続く。

「二世の負け組は清水ら『犯罪組』と泰葉や平尾ら『色モノ系』、そして『深刻な実力不足』にカテゴライズされます」(前出・民放編成担当)

雨後のタケノコの如く、次々に現れる二世タレントたち。手っ取り早く売れる反面、切り捨てられるのもまた早いのだ。

暴言&暴走で世間を騒がせ続ける泰葉。♡♡な朝食風景を見せてくれたイラン人とも破局

昨年10月、目白署から地検へ送検された清水良太郎はマスコミをニラみつけるふてぶてしさを見せた

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愛車のSR400で歯医者に向かう高畑。母・淳子が建てた2億円豪邸でフリーター生活中だ

PHOTO:西原 秀 結束武郎 竹本テツ子 等々力純生 清水直樹 西 圭介 島 颯太 中村和彦 坂口靖子 蓮尾真司

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