五木ひろし『紅白歌合戦』辞退で露わ「年配者に優しくないNHK」 | FRIDAYデジタル

五木ひろし『紅白歌合戦』辞退で露わ「年配者に優しくないNHK」

芸能リポーター・石川敏男の芸能界『あの出来事のウラ側は……』

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
年末のNHK紅白歌合戦への出場を辞退した五木ひろし。連続出場は50回で終止符を打った

《芸能リポーター・石川敏男の芸能界『あの出来事のウラ側は……』》

年末の国民的番組NHK『紅白歌合戦』は、どこに向かうんだろう――。

今年も五木ひろしさんが抜けることになった。昨年出場した時に『山河』を歌う前に

「皆様に支えられてたどり着いた50回連続出場。私にとっても大きな区切りに一つとして、万感の思いを込めて歌います」

と語っていた。その時から五木さんは、紅白卒業を心に決めていたのだろうが、ご年配の方たちは、それで納得してくれるのだろうか…。

数年前から“新陳代謝”という大義名分で、北島三郎さんや森進一さん、美川憲一さん、和田アキ子さんらが、消えていった。

お年寄りにとって暮れの大きな楽しみである『紅白』から、ヒット曲を数多く持っている歌手たちが観られなくなる。その彼らにヒット曲が生まれなくなった背景には、ラジオやテレビ番組から演歌・歌謡曲の歌番組が消え、レコード会社も放送局の方針に逆らわないような歌手を生み出していったことも一因だろう。

それによってすべてとは言わないが、心に残る歌謡曲、演歌を歌える人たちが淘汰されてきたのだ。見てくれが華やかなやかで、もちろん可愛くてイケメンの歌手たちがどんどん生み出されていったのだ。

話を戻すと、五木さんが、『紅白』卒業発言をしたのは、NHKの歌番組担当者やレコード会社の仲間たちの反応が見えたからだと思う。10月17日に新歌舞伎座で行われた『五木ひろし50thアニバサリーコンサート』で観客に

「簡単に達成できるものではありません。喜びを胸に終了したいと思います」

と、ファンに報告したが、それがすべてだとは思えない。

‘60年代、‘70年代の歌謡界を支えてきた歌手たち。その彼らの曲によって、人生を応援されてきた年配の方々。今の世になっても、歌謡曲・演歌を支えているのは“おじいちゃん、おばあちゃん”なのだ。

多くの若者は大晦日からお正月にかけて初詣に出かけたり、年末のイベントに参加して家にはいない。家でコタツに入り、年越しそばを食べながら『紅白歌合戦』を観て楽しみと感じている多くは年配の方々だろう。そのためにも、

<今年ヒットしていない歌手は、ご辞退願う>

ともとれるような、いまのNHKの方針は何とかならないかな。視聴率もスポンサーも気にしないで制作できるNHKは、年配の方たちが払う受信料で番組ができているのだから…。

どこかの党首みたいに

「NHKぶっ壊す!」

とは言わないが、年配者に優しいNHKであって欲しいな。そう願うのはオレだけかな…。

  • 石川敏男(芸能レポーター)

    ‘46年生まれ、東京都出身。松竹宣伝部→女性誌記者→芸能レポーターという異色の経歴の持ち主。『ザ・ワイド』『情報ライブ ミヤネ屋』(ともに日本テレビ系)などで活躍後、現在は『めんたいワイド』(福岡放送)、『す・またん』(読売テレビ)、ラジオは福井放送、ラジオ関西、レインボータウンFMにレギュラー出演中

  • 写真共同通信

Photo Gallery1

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事