年間ロケ数200回以上!チャンカワイが明かす「仕事急増の秘密」 | FRIDAYデジタル

年間ロケ数200回以上!チャンカワイが明かす「仕事急増の秘密」

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ロケ回数は年間200回以上!

さまざまなロケ番組、検証番組に引っ張りだこのWエンジンのチャンカワイさん。その数は年間200回を超え、ロケ芸人としてのポジションを確実なものにしている。

世の中の気になることを検証する『それって!?実際どうなの課』では、テーマと真摯に向き合い、体を張った検証が話題となった。その結果、Twitter上では「#チャンありがとう」というハッシュタグも生まれ、感謝やエールが絶えない。

正確な情報提だけでなく、感動まで与えてくれる、チャンカワイさんの考えるロケのポリシーとは?

年間200回以上のロケをこなすWエンジンのチャンカワイ。ロケに挑む際のポリシーとは?(撮影:川戸健治)

ロケデビューは『進ぬ!電波少年』

――初めてのロケはどんなお仕事でしたか?

チャンカワイ(以下、チャン):芸人になって半年くらい経った頃にやった『進ぬ!電波少年』の「電波少年的インターポール」です。番組に集められた芸人4人が、海外の危険な旅行先に一人ずつ派遣されて現地をまわり、残りのメンバーがそれを東京のアジトで見守るという企画です。期間は半年くらいで、その後で、「電波少年的アンコールワットへの道の舗装」企画にも加わりました。これは3ヵ月くらいでした。

――衝撃的なロケデビューをされたんですね……。ロケ後の恩恵は?

チャン:それが……。「インターポール」は番組史上1番ハネなかった企画だったらしく、精一杯頑張って企画をやり遂げてから世間に戻ったんですが、まわりからの反響は、特にありませんでした。 

前作の『進め!電波少年』で、猿岩石さんたちが書いた日記がヒットするのを見ていたので、僕もそんな夢を描きながら日記を書いていましたが、出版の話も来ませんでした。解放された後にやったのはトークライブ1回だけ。その後、芸人の下積み生活がちゃんとスタートしたという感じですね。

僕が拉致られている間に、相方がバイト先のチーフリーダーになっていたのには驚きました(笑)

――では、いつ頃から「自分はロケ芸人だ」と自覚したのでしょうか?

チャン:実は、『進ぬ!電波少年』以降、10年くらいはロケの仕事が来なかったんです。その間は、『爆笑レッドカーペット』に出たりして、ネタ芸人として頑張っていたんですが、東日本大震災が起こって、仕事が一気になくなりました。 

そんな時に、僕を拾ってくれたのが『イッテQ』でした。そこから、月の半分が海外ロケという生活を5~6年経験して、少しずつ他のロケ番組にも参加させてもらうようになりました。その頃は、ただただ、いただくお仕事に邁進するだけだったので、自分がロケ芸人だと意識することはありませんでしたね。

意識しだしたのは、けっこう後になってからです。2年くらい前に『アメトーーク!』で「ロケリポーター芸人」のオファーが来たときに、年間のロケの回数を調べてもらったら、11月の時点で200回を超えていて、そこでやっと自覚しました。 

チャンカワイの考える「ロケ芸人の役割」 

――それだけの数のロケに呼ばれるようになった理由は何だったんでしょうか? 

チャン:ロケとは一体何なのか、僕の役割とは何なのか、ということがわかってきたからでしょうか。

もともとロケの仕事をしたくて、事務所にも相談していたんですが、なかなか話が来なかったんですね。その頃は、「僕の役割は何だろう?」というのをよく考えてました。テレビに出たくても出れない。でも「惚れてまうやろ!」「気を付けなはれや!」のフレーズは知ってもらえてる。だから、テレビのスタッフさんは、フレーズを言ってほしくて僕を使うんだと思ってました。

でも、これは勘違いでした。違和感を持ちながら、求められるままに「惚れてまうやろ!」と言っていたら、そのうち各番組を一周し終わったんです。「フレーズでしか知られてないからだ」と反省しました。 

でも、『イッテQ』では、僕の人柄が伝わっていって、そのうち「チャンさんの感想をください」って言ってもらえるようになりました。 

番組ってタイプがいくつもあって、一言だけ言えばいいタイプもあれば、後で何とかするから自由にやって欲しいというタイプもあるし、『イッテQ』みたいにジワジワ追い詰めていった先にどんな言葉が出てくるのかを楽しみたいタイプもあります。これがわかったことが大きく関係していると思います。

『イッテQ』と出会えて本当によかったです。僕自身の言葉を言っていいんだと、救いになりました

チャン: あと、ロケをしはじめた頃に思ったのは、誰でもいいということです。台本には、チャンカワイの(チャ)じゃなくて、レポーターの(レ)って書いてあって、セリフの前に(一言ボケる)って書いてあるんです(苦笑)。 

やるべきなのはこういう仕事なんですよね。僕を見てもらうためじゃなくて、目的を達成するためにロケをしていて、そこに必要となる案内人がロケ芸人なんです。そこをわかってやってる人と、自分のステージだと思ってやってる人とでは、全然違うと思います。 

相手から言ってほしい言葉を引き出すために、聞き方とか色々工夫しないといけないし、僕の持ち味を知ってもらうためにも、謙虚にやっていかなアカンのやなと。そこで編み出したのが、「我を出さない」です(笑)。 

あと、「自分からボケない」。芸人なんでボケるのは正しいんですが、僕が何者かを理解してもらってなければ、ボケたとしても『悪ふざけ』に受け取られてしまう場合が多いんです(苦笑)。大義名分を背負ってまじめにロケをしている方が、視聴者に響くんだと気づいて、ロケってそういうもんだと割り切ってやってるうちに、おかわりしてもらえるようになりました。

タレントではなく、制作チームの一員という気持ち

――『イッテQ』に出るようになってから、気を付けていることはありますか? 

チャン:スタッフさんの話を聞くことですね。撮影までにいろいろな準備をされているから、その苦労を知って、同じ温度でロケに挑むようにしています。 

というのも、番組にはそれぞれ時間とお金をかけて撮りたい1カットというのがあります。そのために睡眠時間を削って準備して、そのままロケに向かうなんてこともあります。撮影から合流して、目の下にクマをつくったスタッフさんを見て引くのではなく、「準備大変でしたか?」と話を聞くことで、スタッフさんがロケにかけている本気度もわかります。それに応えるために僕も頑張ろう、スタッフさんに欲しい1カットを撮ってもらおうと思えるんです。 

そういう風に、ロケをすることになった背景を知ると、見えてくるものが全然ちがってきます。かつて、食レポで「惚れてまうやろ!」をリクエストした番組も、僕を活かすための愛情だったと、今ならわかります。ちゃんと意図を確認して、「それなら、美味しいの向こう側で、『ご主人に惚れてまうやろ!』だったらどうでしょうか?」と提案できなかった僕が未熟だったんです。 

僕はよくロケバスの中でスタッフさんと話をします。『イッテQ』は、それがしやすい番組だったっていうのも、よかったのかもしれません

たぶん、タレントではなく制作チームの一員という気持ちなんだと思います。そのなれの果てというか、今はバイヤーになりに行くという仕事もしています。タレントの仕事の枠を飛び越えていて、たまにぞっとしますけど、必要とされていることはありがたいですし、やりがいも感じますよね。

それを求めてもいいんだと気づかせてくれたのが、『それって!?実際どうなの課』です。 

完全アドリブでゴールした「ご飯6:おかず4」の黄金比率回

――実は、チャンさんへ取材したいと思ったきっかけが、『それって!?実際どうなの課』でした。

チャン:ありがとうございます。『それって!?実際どうなの課』は、目的に向かって真摯に検証する、誰もが安心して見られるパッケージになっているんで、僕も大好きな番組です!

ここ最近で大きな反響があった「ご飯6:おかず4」は、結果の予想がつかず、ゴールが設定されていませんでした。台本もあってないようなもので、一緒に検証しながら答えを導いていった感じです。 

最初にご飯を4合食べると聞いた時は、「普段そんなに食べてへんわ!」と正直に伝えました。でも、実際に4合を朝・昼・晩で割った量を見てみたら、思いのほか少なくて驚きましたね。そして、1日目の検証の結果、4合食べたのに痩せました。スタッフさんたちに、「ご飯6:おかず4」の向こう側を見たい意志があるか確認して、きっと視聴者も気になってるだろうということで、4合から5合に増やすことを提案しました。「ご飯6:おかず4」に、まじめに向き合った結果の完全なアドリブです。 

――信頼関係が出来ているから成立したんですね。今後やってみたい検証はありますか?

チャン:僕個人としては、早く海外に行きたいですね。世界にはまだまだ知らないことや不思議なことはたくさんあるので、それをひとつずつ検証していきたいです。そして、もうひとつ。ずっと昔から、コンビで『もしもツアーズ』みたいな旅ロケをするっていう夢があるので、こちらも叶えられたら嬉しいです。 

  • 取材・文安倍川モチ子

    WEBを中心にフリーライターとして活動。また、書籍や企業PR誌の制作にも携わっている。専門分野は持たずに、歴史・お笑い・健康・美容・旅行・グルメ・介護など、興味のそそられるものを幅広く手掛ける。

  • 撮影川戸健治

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