BPO指摘『イッテQ』が水面下で進める宮川大輔「祭り企画」復活 | FRIDAYデジタル

BPO指摘『イッテQ』が水面下で進める宮川大輔「祭り企画」復活

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お祭り男・宮川大輔はいつでも現地の祭り取材に行く気満々
お祭り男・宮川大輔はいつでも現地の祭り取材に行く気満々

「勝つには祭りしかない」

“ヤラセ問題”が報じられた日本テレビの人気番組『世界の果てまでイッテQ!』に対し、「放送倫理・番組向上機構(BPO)」の放送倫理検証委員会が7月5日に見解を発表した。

疑惑が報じられたのは、タイの「カリフラワー祭り」(17年2月放送)とラオスの「橋祭り」(18年5月放送)。審議の結果「『祭り』は番組のために用意されたもの」「地元に根ざした『祭り』への体当たり挑戦だとナレーションで思わせた」とした上で「程度は重いとは言えないものの放送倫理違反があった」と指摘された。

13年にフジテレビ系『ほこ×たて』でヤラセが発覚した際、BPOは「重大な放送倫理違反があった」と結論付け、同番組は放送中止に追い込まれた。それに比べると、『イッテQ』は首の皮一枚つながった形だ。

イッテQをめぐっては、5月24日にタレントのみやぞんが、インドでロケ中に足首を骨折し全治約2カ月の大怪我を負った。また、6月22日の宮城県ロケで、女芸人のバービーがダンスを披露中に左足アキレス腱断裂という怪我をしている。

次々と襲い掛かる災難に、一部で番組打ち切りもウワサされたが…。

「今回のBPO発表を聞き『最悪の事態は免れた』というのが、率直な感想。出演者の身の安全に細心の注意を払いながら、これをひとつの区切りとして、再スタートを切ろうと決意するスタッフのほうが多いですね」とは日テレ関係者。

意気軒昂の理由は、イッテQが低迷する間に、裏番組のテレビ朝日系『ポツンと一軒家』が視聴率トップを奪取したことにある。これまで同時間帯はイッテQが無敵の強さを発揮してきたが、このところ『ポツンと――』の後塵を拝することが増えてきた。直近7月7日の視聴率もイッテQが16・6%なのに対し、後者は20・6%だった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

「”かなりの差をつけられている。1度奪われた視聴者を取り返すのは至難の業”とは番組スタッフの共通認識。逆転するには、やはりアレしかない。ヤラセ問題の元となった『祭り企画』の復活ですよ」(前出日テレ関係者)

毒を以って毒を制す――とでも言おうか。日テレ上層部もその考えのようで、時期については明言しなかったものの、BPOには祭り企画再開の意向を示したという。

それに呼応するかのように、“お祭り男”の宮川大輔は8日に行われた芸能イベントで、

「僕はいつでも行く準備はできてますんで、あとは向こう(局)の判断にお任せしています。また新たに決まったら一丸となって頑張ろうと思っています」

と力強く言い放った。

そこへこれ以上ない「スパイス」が加わる可能性もある。番組MC・内村光良の“参戦”だ。

「内村さんはヤラセ問題が発覚した際、頭ごなしにスタッフを批判することはしませんでした。番組を面白くしようとする制作サイドの熱意を感じていたからこそ、『自分にも責任がある』と話していたのだと思います。ならば、それを逆手にとって、宮川さんと一緒に内村さんを祭りに“強制参加”させ、(番組として)ミソギを済ませたとアピールした方がいい。話題性も十分ですし、『ポツンと――』に奪われた視聴者も戻ってくるかもしれません」(芸能プロ関係者)

イッテQはここから逆転ロードを歩むことができるか――。

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