帯番組を掛け持ち!TBS江藤愛アナがいま大活躍の納得理由
スタッフは見た!週刊テレビのウラ側
1月15日、松本潤(38)主演の映画『99・9―刑事専門弁護士―THE MOVIE』の大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、TBSの江藤愛アナ(36)がMCを務めた。
「舞台挨拶のMCは通常、レギュラー番組をあまり抱えていないアナウンサーが務めます。そこに江藤アナが投入された理由はふたつある。ひとつは彼女がドラマ版シーズン1にニュースキャスター役で出演していたという御縁。もうひとつは、同作はTBSが力を入れる人気シリーズの映画化作品であるということ。
Netflixと共同制作した日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』の制作発表会見も江藤アナがMCを務めましたが、局にとって大事な会見だからこそ、エースアナが起用されたのです。実際、江藤アナは出演者から満遍なくエピソードを引き出し、取材に来たマスコミから感謝されていた」(スポーツ紙記者)
江藤アナは昨年、オリコンが実施した『好きな女性アナウンサーランキング』で8位にランクイン。初のベスト10入りするなど、人気もジワジワと上昇中だ。
「’09年入社で同期は田中みな実アナ(35)。しばらくはアイドル性の高い田中に注目が集まり、江藤アナは地味な存在でした。タレント化していく田中アナを傍目に、江藤アナはみのもんた(77)ら大物MCの番組のアシスタントなどで着実にキャリアアップ。人気アナが次々とフリーに転身していくなか、気づけば局の顔になっていた」(広告代理店関係者)
現在は’12年から出演する情報番組『ひるおび!』のアシスタントを月~水、昨秋からスタートした『THE TIME,』のサブキャスターを木・金担当と朝昼の帯番組でフル稼働。局への貢献度が評価され、昨年春の人事では入社12年目にして課長クラスにあたる“エキスパート特任職トップスペシャリスト”に昇進した。
「世間的にはここ数年でブレイクしたイメージでしょうが、局内では5年前からスケジュールの争奪戦になっていました。そこに抵抗していたのが『ひるおび!』など情報番組を担当するチーム。『バナナマンのせっかくグルメ』はナレーションだからOKが出ましたが、バラエティ番組への出演は基本断られます。『THE TIME,』の出演は上司でスーパーエースの安住紳一郎アナ(48)のたっての希望だったから実現した、といいます」(TBS関係者)
TBSが彼女を大事にする背景には、局への強い忠誠心があるという。
「コロナ禍以前からテレビの広告費は減少しており、経費削減のために局アナの積極起用に舵を切る局が増えました。人気女子アナはいわば、自前のタレントみたいなもの。忠誠心の高いアナウンサーを優遇することで、有望な人材の流出を阻止したいのだと思います。
コロナ禍で視聴者の好みが変化し、日本テレビの藤井貴彦アナ(50)のように、派手さはなくとも視聴者に寄り添うアナウンサーへの支持が高まっています。江藤アナは実力と知名度に加え、落ち着きもあって現代のトレンドにマッチしている。安住アナとWエースと呼ばれる日も近いかもしれません」(制作会社ディレクター)
令和のテレビ界では、エースアナの定義が大きく変わりそうだ。
『FRIDAY』2022年2月4日号より
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- 写真:時事通信社