新庄剛志が徹底する「選手ファースト主義」のスゴイ効果
北海道日本ハムファイターズ Weekly BIGBOSS REPORT 初カミナリの相手はコーチ
|スポーツ
以前から、「ノックが終わって次の種目にいくまでの間、選手にトンボをかけさせず休ませたい」という持論を語っていた新庄剛志監督(50)。練習に集中させたいがための気遣いだが、今キャンプ第2クールで選手がトンボをかける姿に遭遇。「何回言いましたか? って話」とコーチ陣にカミナリを落とした。
「初カミナリもコーチでした。ノックでミスショットを連発した稲田直人内野守備走塁コーチ(42)に『そりゃ、(現役時代に)レギュラー獲れんわ!』とツッコんでズッコケた。愛あるイジりですが、選手ファーストを徹底しているから雰囲気はいいですよね」(夕刊紙デスク)
フラフープの輪の中を通しての送球や守備位置シャッフルなど、アイディア満載の練習が連日報じられているが、全てに通ずる狙いは守備力の向上だ。
「現役時代、センターから投手、相手打者を見ながら研究を重ね、新庄は超攻撃的守備を身に付けた。投手の調子とコースで打球が飛ぶ方向を割り出し、落下予測地点に全力疾走でチャージできるようになったのです。この”新庄メソッド”は日本ハム時代に完成。センターの新庄が右中間から左中間までカバーし、ライトとレフトはライン際に守る。これでかなりの二塁打を防ぎ、ファウルフライも逃さず捕れるようになった。ビッグボス直々にイズムの一部を注入された万波中正(まんなみちゅうせい)外野手(21)は『究極の技術だ』と感動していました」(球団関係者)
ハデな守備――新庄らしいではないか。
『FRIDAY』2022年2月25日号より