奇抜起用、戦力外危機…根尾、秋広、オコエ「明暗クッキリの背景」 | FRIDAYデジタル

奇抜起用、戦力外危機…根尾、秋広、オコエ「明暗クッキリの背景」

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
今春キャンプでブルペンに入り投球練習をする根尾(画像:共同通信社)

4打数無安打、打率0割、スタメン出場1試合――。

中日・根尾昴(21)の、4月15日現在の成績だ。甲子園のスターとして、大阪桐蔭からドラフト1位で入団して早4年目。期待の一方で、なかなか覚醒の兆候は見えない。

「頑固なんです。コーチ陣が丁寧に修正点をアドバイスしても、翌日には元のスタイルに戻ってしまう。打撃コーチの中村紀洋さんも、こう苦言をていしています。『課題を与えてもスグに戻る。そろそろオレのこと信じてほしいんだが……』と。

一方でマジメすぎる面もある。思うようなプレーができないと考えこんで、カラに閉じこもってしまうんです。能力の高さは間違いない。自分のスタイルにこだわりすぎず、もう少し柔軟に対応できれば結果はついてくると思います」(球団関係者)

守備位置も定まらない。根尾は内外野を守れるユーティリティプレイヤーだが、1年後輩の石川昴弥やルーキーの鵜飼航丞らの台頭で各ポジションのレギュラーはほぼ確定。根尾につけ入るスキがないのが現状だ。そこで根尾の特性をいかすために浮上しているのが、意外な起用法だ。

「投手との二刀流です。根尾は大阪桐蔭時代にたびたびマウンドに上がり、最速150kmの速球を投げています。立浪和義監督も積極的ですよ。実際に4月2日の広島戦で延長戦に入ると、ブルペンで投球練習。リリーフとして準備していましたから。二刀流のスーパーサブとして、ベンチにいる価値は十分あるんです」(同前)

「背番号55」の重圧

今季から松井秀喜氏がつけていた背番号55を与えられ、「ゴジラ2世」と嘱望されるのは巨人の2年目・秋広優人(19)だ。身長2mで松井氏と同じ左打ち。首脳陣の期待は高まったが……

「オープン戦では打率.143、本塁打0とサッパリでした。原因は、あまりに高い首脳陣の期待にあると思います。原辰徳監督や阿部慎之助、元木大介、亀井善行ら各コーチがつきっきりで指導。入れ代わり立ち代わり、いろいろな人々からアドバイスを受け、本人はパニックになっているようでした。

過去には秋広同様に背番号55を与えられながら、過度の期待で重圧を感じ結果を残せなかった大田泰示の例があります。首脳陣も秋広の心身状態を鑑みたのでしょう。開幕は2軍スタート。ムリに1軍で使い続けず、ファームでじっくり育成する方針に転換しています」(スポーツ紙担当記者)

上記の2選手以上に、楽天のオコエ瑠偉(24)は困難な状況に置かれている。左膝関節軟骨欠損症を起こし、昨年11月に手術。同年2月の左手首に続き、オコエがメスを入れたのは昨季だけで2度目だ。全治は未定で、復帰のメドは立っていないという。

「ただでさえ、首脳陣がオコエを見る目は厳しいですからね。20年は1軍出場がゼロ。昨季は2年ぶりに1軍の試合に出たものの、10月のソフトバンク戦で緩慢なプレーから満塁の走者をすべて生還させてしまった。石井一久GM兼監督の逆鱗に触れ、再び2軍降格となったんです。『考えが甘い』と、石井監督はオコエの姿勢を批判しています。

一方で、オコエは自己評価が高い。毎年のように『順調すぎるぐらい順調に成長している』と自分を肯定しているんです。根本的に考えを改めないと、チーム内で居場所がなくなる恐れがあります。身体能力の高さは周囲も認めていますが、今季で7年目。結果を出さないと、戦力外通告もありえます」(球団関係者)

いくら高校時代に実績があっても、成績を残さなければプロでは生き残れない。若手選手の苦闘は続く。

今春のキャンプで秋広は原監督から直々に熱心な指導を受けた
関東一高時代のオコエの躍動感ある打撃フォーム
根尾は甲子園でもマウンドに上がっている。写真は優勝した18年の選抜決勝。智弁和歌山戦
  • 写真共同通信社 アフロ

Photo Gallery4

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事