<figure id="attachment_274158" aria-describedby="caption-attachment-274158" style="width: 1024px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="f216635c"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/2022110109736.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-274158" class="wp-caption-text">秋季キャンプでの大久保コーチ。右は坂本勇人（画像：共同通信社）</figcaption></figure>
<p><span class="strongInContent">「めっちゃキツいです」</span></p>
<p><span class="strongInContent">「マジでツラい……」</span></p>
<p>巨人の若手選手が悲鳴をあげている。宮崎県の総合運動公園で行われている、巨人の秋季キャンプ。打撃チーフコーチに就任した大久保博元氏（55）が、若手をビシビシしごいているのだ。</p>
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<p><span class="strongInContent">「デーブさん（大久保氏の愛称）が課しているのが、早朝６時過ぎから『木の花ドーム』で行われるアーリーワークです。練習が始まるのは夜明け前で、周囲は真っ暗。内容は超厳しいですよ。ティー打撃でのノルマは2000スイング。さらに右方向へのバッティング、バント、エンドランなど15通りのケース打撃を行います。</span></p>
<p><span class="strongInContent">その後、全体練習をこなしてから個別トレーニングへ。11月２日の秋季キャンプ初日に、参加した14選手全員がノルマを終えたのは午後４時過ぎです。実に９時間半の猛烈トレーニングをこなしたんですよ」（球団関係者）</span></p>
<h2>過去にはパワハラ騒動も……</h2>
<p>アーリーワークは、秋季キャンプ最終日の11月20日まで連日行われる予定だ。大久保コーチは若手の悲鳴を意に介さず、報道陣に対しこう胸を張っているという。</p>
<p><span class="strongInContent">「デーブさんは『ノルマはノルマだから。自分で習慣づけることが大切』と話しています。秋のうちから重い課題を与え、来春のキャンプでは身体ができあがった状態にしたいのでしょう。逆に選手の立場からすれば、オフでもこれだけの猛練習を課されるのだから、春にはどんな過酷なノルマが待っているのかと不安になっていると思います」（同前）</span></p>
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<p>選手の不安も当然かもしれない。大久保氏は、過去にトラブルを起こしているからだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「西武の２軍打撃コーチをしていた10年に発覚した、パワハラ騒動です。同年７月に、西武が大久保コーチに不適切な行為があったと発表。本人への聞き取りから、暴力によるトラブルがあったことが認められました。現在ブルージェイズにいる菊池雄星らへ、アーリーワークなどを通じ行き過ぎた指導があったといわれています」（スポーツ紙担当記者）</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="重圧に押しつぶされた元ドラ１選手の告白"></div>
<p>今回の秋季キャンプでも、大久保氏が「目をつけている」と思われる選手がいる。来季でプロ３年目を迎える秋広優人内野手（20）だ。</p>
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<p><span class="strongInContent">「秋広は身長２ｍ体重95kgの超大型野手です。与えられた背番号は、元主砲の松井秀喜さんと同じ『55』。ともに左打ちということもあり、球団の期待の高さがわかるでしょう。デーブさんも『（ゴジラ２世に）もちろんなれる』と、太鼓判を押しています。2000打席を課し、松井さんのような大打者に育てようと張り切っているんです」（同前）</span></p>
<p>ただ、期待が大きなプレッシャーになることもある。秋広同様、松井氏の背番号「55」をもらい身長188cmの大型スラッガーとして08年にドラフト１位で入団した大田泰示（現ＤｅＮＡ）は、巨人で大成できなかった有望選手の一人だろう。18年５月に行われた『ＦＲＩＤＡＹ』のインタビューで、こう語っている（当時は日本ハムに所属）。</p>
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<p><span class="strongInContent">〈『なんでボクが？』という気持ちでした。甲子園への出場経験も実績もない18歳の子どもが、急に連日マスコミから注目されるようになったんです。早く松井さんのような大打者にならなければという焦りと、周囲からの期待の大きさに押し潰されそうでした〉</span></p>
<p>大久保コーチの熱意が、空回りしないことを祈りたい。</p>


共同通信社

巨人の若手が悲鳴をあげている。秋季キャンプで大久保博元・打撃チーフコーチがとり入れたアーリーワークで選手をしごいているのだ。過去にパワハラ問題を起こした大久保氏。目をかける選手の名前とはーー。

巨人・デーブ大久保「夜明け前」猛練習…目をつけた「意外な選手」

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