富川悠太元アナ「ジャーナリストの肩書でトヨタ入り」のヤバい背景
「え、トヨタの所属ジャーナリスト?」
3月31日でテレビ朝日を退職した富川悠太元アナウンサー(45)が、この度トヨタ自動車入りと自身の事務所設立を発表し、さまざまな議論を呼んでいる。
「20年4月にコロナ感染が発覚してから、富川氏は『報道ステーション』のメインキャスターを約50日にわたって欠席。復帰してからも担当曜日が縮小され、昨年10月からは金曜日のみの出演に留まっていました。以降、富川氏がテレ朝の方針に不満を募らせていたとみられ、3月末も『円満退社』とはならなかったようです」(スポーツ紙芸能担当デスク)
そんな富川氏が日本を代表する大企業に転籍し、「ジャーナリスト」として活動することに、SNSでは「ジャーナリストとは何なのか?」と疑問を投げかける投稿が相次いだ。
富川氏の今後の活動についてはまだ明らかにされていないが、トヨタのオウンドメディア『トヨタイムズ』でも活動する可能性はゼロではない。テレビ局出身者で言えば、テレビ東京の森田京之介元アナが「新人記者」という役回りでトヨタイムズのCMに出演したケースがある。
そのような前例もあり、今回の富川氏の登用は、やはり豊田章男社長の意向が強いのでは、と見る向きも多い。広告業界関係者が明かす。
「トヨタイムズは、大のメディア嫌いである豊田社長の肝入りのプロジェクトです。章男社長が特に目の敵にしているとみられるのは、NHKと日経新聞。メディアに頼らず、自分たちで広報活動をしていきたいというのが章男社長の考えのようです。
企業所属のジャーナリストとは斬新な発想ですが、結局はトヨタイムズのCMに出演するなど『広告塔』的な役回りになる可能性は高いのではないでしょうか」
2020年5月、NHKと日経がトヨタの「減益」に関するニュースを「強調して報じた」として激怒した…といわれる章男社長。だが、氏のマスコミ不信はそれよりもかなり前からのようで、19年にトヨタイムズを本格始動させて以来、マスコミの取材をほとんど受けなくなったことで知られている。
「マスゴミ」に頼りたくないという章男社長の思いは今の時代、一理あるのかもしれない。だが、「ジャーナリスト」として呼び寄せた人物が、結局のところ大手メディアを退職したばかりの元有名アナウンサーというのは、どうなのだろうか。
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