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<p>吉本興業の芸人が地元・大阪で人気者でも東京で成功できるとは限らないように、在阪局出身の人気アナウンサーがフリーになって東京進出を果たしても、なかなかうまくいかないのが常だ。</p>
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<p>’23年４月１日からフリーで活動している元・朝日放送テレビ出身のヒロド歩美アナ（31）も、どうやらそのジンクスが破れていないようだ。同日から系列キー局・テレビ朝日の『報道ステーション』でスポーツコーナーを担当しているが、SNSでは、</p>
<p><span class="strongInContent">「気合いが入りすぎていて見ていて疲れる」</span></p>
<p><span class="strongInContent">「元気というよりは、押しが強すぎて正直、苦手」</span></p>
<p><span class="strongInContent">「向上心が高いのは良いことだが、前に出過ぎ。野心が見えすぎて好きになれない」</span></p>
<p>などの意見が多く、いまいち全国放送にハマっていない印象だ。</p>
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<p><span class="strongInContent">「そもそも『報道ステーション』起用のイメージやタイミングがあまりに悪すぎました。フリーの一発目で“野心的”というイメージがついてしまったのが大きかった」</span></p>
<p>そう語るのは、テレビ朝日関係者だ。ヒロドの『報ステ』就任が発表されたのは３月１日だった。</p>
<p><span class="strongInContent">「かつては、局アナがフリーになった直後にアナウンサーとして他局の報道番組や情報番組に出演するのは“仁義に反する”とされていましたが、羽鳥アナが日テレを辞めてすぐテレ朝の番組でMCを務めることになったあたりから、そんなルールはなくなりました。ただ、朝日放送とテレビ朝日は系列局といってもライバル意識が強いので、朝日放送は面白くなかったでしょう。</span></p>
<p><span class="strongInContent">しかもフリー転身後初の番組が『報ステ』という看板番組です。ヒロドのどこにそんな力があったのかと、同僚たちは不思議がりました。一部メディアで『彼女の抜擢はテレ朝上層部のゴリ押し』という報道が出ましたが、あながち間違っていないのではないでしょうか。というのも、伝え聞く話では彼女はテレ朝のドンこと早河洋代表取締役会長と昵懇（じっこん）の仲だといいますから」</span></p>
<p>そんな報道を裏付けるように、</p>
<p><span class="strongInContent">「彼女の上昇志向の表れでしょう。積極性は局内一だったのではないでしょうか。本当に頭が下がります」</span></p>
<p>と皮肉交じりに語るのは元同僚の朝日放送関係者。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="東山紀之に独立を相談するも…"></div>
<p><span class="strongInContent">「仕事を取ろうという意欲が凄まじいのです。『速報！甲子園への道』や『ス―パーベースボール 虎バン主義。』などを担当し、スポーツに明るいという自負もあったのでしょう。新人女性アナウンサーが入ってくると、ライバル心むき出しでしたから」</span></p>
<p>’17年には『新婚さんいらっしゃい！』で山瀬まみの代打を担当。全国ネットの『朝だ！生です旅サラダ』や『M－1グランプリ』、『芸能人格付けチェック』、さらには東山紀之が「90歳まで続けたい」と言っていた『サンデーLIVE!!』にも朝日放送テレビを代表してヒロドアナが出演してきた。</p>
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<p><span class="strongInContent">「ABCにはヒロドさんしか居ないのかと疑問に思うほど、独占状態でしたね。しかし、彼女の目標はあくまで東京キー局で制作する全国ネットの番組に出演すること。それを隠さないどころか、『東京支社勤務にしてください』とずっと会社に訴えていましたからね。社内で彼女のことをよく思っていない人は多かったと思います」</span></p>
<p>その結果、ヒロドは’20年４月からはアナウンス職のまま、同局の東京支社へ赴任している。そんな時、あるトラブルが起きてしまう。</p>
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<p><span class="strongInContent">「’22年末だったでしょうか。ヒロドは、フリーになるにあたって、番組に出演し続けることができるかどうかを上司や同僚より先に『サンデーLIVE!!』（テレビ朝日系）で共演するMCの東山紀之（57）さんに相談したといいます。そこで口止めしとけばよかったのに、そうしなかったものだから東山さんは番組関係者に話しちゃったんですね。『そんな話聞いてないよ』と、上司は激怒。その結果、同番組を降板させられました。</span></p>
<p><span class="strongInContent">結局フリーになることはできましたが、そんないきさつがありますから、出演番組がすぐに決まることはないだろうと、誰もが思っていました。ところが、’23年３月１日に突然、ヒロドの『報ステ』起用が発表されました。みんな驚きましたよ。なんでも早河会長の鶴の一声で決まったそうです」（前出・朝日放送関係者）</span></p>
<p>そういった紆余曲折を経て就任した『報ステ』のスポーツ担当MCという職だが、大阪時代と同じ押しの強さをウリにしていては長続きしない、と指摘する業界人は多い。</p>
<p>同じ在阪テレビ局出身のフリーアナウンサーで東京進出を果たし成功した例といえば、赤江珠緒、近年では吉竹史、川田裕美、豊崎由里絵などがいるが、彼女たちはヒロドのような前へ前へというタイプには見えない。</p>
<p><span class="strongInContent">「思っていたような活躍ができず、空気を読んでおとなしくなったのだと思いますよ」</span></p>
<p>そう語るのは、女性アナウンサーを複数名担当している女性スタイリストである。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="東京キー局で成功する秘訣は？"></div>
<p><span class="strongInContent">「大阪に居たときのように『私が、私が』とやっていたらアッと言う間に仕事なんか来なくなります。もっとも売れた赤江さんは、東京に出てからは自分を出すのではなく、相手の会話をしっかり聞き、面白おかしく返すのが抜群にうまくなりました。</span></p>
<p><span class="strongInContent">その結果、共演者やテレビ朝日の先輩男性アナから『珠ちゃん、珠ちゃん』と呼ばれ、かわいがられたのです。TBSラジオで『たまむすび』のパーソナリティになってもその態度は全く変わらず、リスナーからも愛されていましたね」</span></p>
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<p>SNSで『情報ライブ ミヤネ屋』（読売テレビ・日本テレビ系）での言動に連日ツッコミが入っている宮根誠司だが、彼も朝日放送からフリーになって成功した一人。</p>
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<p><span class="strongInContent">「今でも『なにがなんでも宮根さんと仕事がしたい』と希望している男性スタッフは実に多いのです。スター性があるだけでなく、ADを含めたスタッフ全員の名前を覚え特徴をつかみ、いじったり、打ち上げの場などでも中心になってサービスをしている。実は、テレビでは見えないところでは腰が低く、努力を惜しまない。こうした“人柄”が現場に愛されているのです」（民放情報番組制作関係者）</span></p>
<p>同じカタカナ名女子アナといえば、大人気のホラン千秋が思い浮かぶが、ここはひとつ彼女に人気獲得の秘策を伝授してもらうと良いのでは。</p>
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「報道ステーション」のスポーツ担当で元朝日放送のヒロド歩美アナが苦戦している。SNSには、「押しが強すぎ」という声が圧倒的に多い。かつての先輩、宮根誠司や赤江珠代との決定的違いは？

ヒロド歩美　東山紀之に独立を相談して＜野心が見えすぎ＞宮根誠司や赤江珠緒との「決定的な違い」

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