2試合連続打点…清原和博の慶応・長男「父を号泣させた魂の言葉」 | FRIDAYデジタル

2試合連続打点…清原和博の慶応・長男「父を号泣させた魂の言葉」

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186cm、90kgという父親譲りの恵まれた体格の正吾君(画像:時事通信社)
186cm、90kgという父親譲りの恵まれた体格の正吾君(画像:時事通信社)

偉大な父親を彷彿とさせる右打ちだった。

5月31日に神宮球場で行われた東京六大学のフレッシュトーナメント(1、2年生チームの総当たり戦)、慶応対東京大学の試合。慶大の4番に抜擢された清原正吾君(2年)は、1回に138kmのストレートをはじき返しライト前への2点タイムリーヒット。試合後は報道陣に、親への感謝を口にした。

「大学から野球を始めると決めた以上、必ず親孝行したいと思いました。(つけていたのが)オヤジの背番号というのもありますし」

この試合で、正吾君がつけていたのは「5」。父親である清原和博氏(54)のオリックス時代の背番号だ。清原氏は前日(法政戦)にも、長男の試合を観戦。正吾君に「5番を着てくれてありがとうな」と声をかけたという。

「正吾君は身長186cm、体重90kgという父親譲りの恵まれた体格です。慶応幼稚舎にいた小学6年までは、日本ハムの清宮幸太郎も所属していたリトルリーグ『オール麻布』に所属し二塁を守っていましたが、慶応普通部(中学)に入学するとバレーボール部へ。慶応高では、アメリカンフットボール部でタイトエンドのポジションを務めていたそうです。

昨春、慶応大に入学したのを機に6年ぶりに野球を選択。バレーでもアメフトでも活躍し、大学野球でレギュラーをうかがうという身体能力の高さは、慶応の幼稚舎の入学試験当時から注目されていたと聞いています」(慶大野球部関係者)

野球部HPに書かれた「尊敬する人」

清原氏は14年9月に、元夫人の亜希さんと離婚している。子どもたちを引き取ったのは、亜希さん。清原氏は、正吾君となかなか会えない日もあった。

「父子関係が、疎遠になってしまった時期もあるそうです。それでも正吾君は、清原氏の現役時代の雄姿に憧れていました。幼いころから熱心に野球を教えてもらい、感謝の気持ちも強かったのでしょう。慶大野球部の公式ホームページには、『尊敬する人』の欄に『両親』と書き込んでいましたから」(同前)

正吾君にとって、ショッキングな事件が起きたのは16年2月。清原氏が覚醒剤取締法違反で逮捕されたのだ。

「尊敬する父親が薬物に手を染め、まだ中学生だった正吾君は怒りや悲しみなどでやり切れない気持ちになったのでしょう。執行猶予期間中の19年12月に、東京・八王子で行われた野球イベントに出席した清原氏へ、直筆の熱いメッセージを贈っています。贈ったTシャツには、こう書かれていました。『まだまだ若々しく元気でいろよ 絶対負けんな』と。清原さんは長男の魂の叫びに触れ、その場で泣き崩れたそうです。

正吾君にとって野球から離れた期間は、清原氏が逮捕された時期と重なります。複雑な感情があったのでしょう。その感情の表れがTシャツのメッセージです。息子として、尊敬する父親が復活し現役時代の輝きを取り戻してほしかったのだと思います」(スポーツ紙担当記者)

正吾君は6月2日の早大戦でもタイムリーヒットを放ち、2試合連続で打点を記録。腕にはめていたのは、清原氏から譲り受けたリストバンドだった。

  • 写真時事通信社

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