清原和博 多忙の合間に…公園で愛犬「常吉」とキャッチボール

仕事の合間を縫って元妻・亜希の
マンションに通う日々……
活躍を支えているのは、やっぱり家族だった！

９月のある夕方、都内のドッグランに巨大な人影がのっそりと現れた。肌寒さをモノともしないノースリーブに短パン姿で犬のリードを引いて歩くこの大男は、元プロ野球選手の清原和博（55）だ。

慣れた様子で園内に入ると、入り口から一番遠いベンチにドカッと陣取り、愛犬・常吉(つねよし)とのキャッチボールを始めた。清原がテニスボールをブンッと投げると、常吉がダッシュで追いかける。投げる距離を変えながら、終始険しい表情で、30分にわたり常吉と一緒に汗を流した。途中、利用者の女性が清原に話しかける場面も。愛犬とのひと時は、コミュニケーションの場にもなっているようだ。

「清原さんは昨年５月に新居に引っ越し、６月からボーダーコリーの常吉を飼い始めました。新生活から１年あまり、活動の中心であるユーチューブの登録者数は50万人を突破。さらに今年は〝野球人〟としての活動も本格化させています。

ＰＬ学園時代の後輩、立浪さん（和義・53）が監督に就任した縁で、中日の春季キャンプにサプライズ登場。７月には始球式で、11年振りにプロ野球のグラウンドに立ちました。解説業も順調で、リーグ戦や交流戦の実況で持ち前の知識と経験を披露しています」（芸能プロ関係者）

“頑張る父”を支えているのは、やはり家族の存在だ。FRIDAYは９月上旬、清原が元妻・亜希（53）のマンションを訪れる姿を目撃している。８月下旬にハタチを迎えた長男の誕生日を、一家団欒で祝ったのだろうか。夕方６時頃にマンションに入ると、そのまま夕飯どきを過ごした。

「慶応大学野球部に所属する長男は、六大学野球の新人戦に４番として全試合出場。昨年４月に慶応高校に入学した次男は、清原さんも背負った背番号５のユニフォームを着て、今年９月のデビュー２戦目には満塁ホームランを放ちました。清原さん自身、『息子たちが自分の生きる力や』と周囲に話しています。亜希さんとの関係も良好で、定期的に家族で食卓を囲んでいるそうです」（同前）

一方でうつ病と薬物依存症の治療は現在も続いている。今のところ体調は安定しているというが、今年の３〜４月は調子を崩し、通院回数を増やしたこともあったという。そんな依存症との戦いにおいても、家族のサポートはプラスに働いている。薬物依存症に詳しいジャーナリストの窪田順生氏が語る。

「依存症患者にとって、なにより悪いのは孤独なんです。社会との?がりが弱まるほど、再び覚せい剤に手を出すリスクは高くなります。一般的に、依存を断ち切れた状態になるには薬物を使った期間の３倍以上の時間がかかると言われています。長い道のりだからこそ、家族の存在がとても重要なのです」

仕事に治療にと、日々努力を続ける清原。家族の支えを力に変え、完全復活のその日まで、歩みは止めない。

『FRIDAY』2022年10月14日号より