小島瑠璃子が中国進出のウラで課せられる「1つの中国」の踏み絵 | FRIDAYデジタル

小島瑠璃子が中国進出のウラで課せられる「1つの中国」の踏み絵

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来年から中国への留学することを発表した”こじるり”こと小島瑠璃子だが…
来年から中国への留学することを発表した”こじるり”こと小島瑠璃子だが…

“こじるり”ことタレントの小島瑠璃子が8月8日、来年から中国の大学に留学することを自身のSNSを通じて明らかにした。

《15歳で芸能界に入り、大変なこともあったけれど、笑ってもらうのが嬉しくて、楽しくて、仕事に熱中した13年間でした。28歳、一度ゼロからチャレンジしてみようと思います!!》

と、小島は直筆のメッセージをツイッターなどに投稿した。所属事務所のホリプロや家族と協議を重ね決断。

《今は移住に向けて日本での活動を少しずつセーブさせてもらっています。この決断を応援してくれた事を心から感謝しています。具体的な移住のタイミングは世の中の状況をみて判断しようと思います》

と綴った。

小島は‘09年の『第34回ホリプロタレントスカウトキャラバン』でグランプリを獲得。バラエティー番組やスポーツ番組『S☆1』(TBS系)のアシスタントを務め、選挙特番では“こじるり無双”と評されるほど多方面で活躍した。

一方、私生活では、‘20年に人気コミック『キングダム』の作者・原泰久氏との交際が発覚。その経緯をめぐっては“略奪疑惑”も浮上したが、昨年に破局が報じられた。

「原氏との交際がターニングポイントになりましたね。それまでは好感度タレントとして名前が挙がりましたが、略奪疑惑が報じられると様相が一変。アンチが急増し、これまでの無双ぶりは見る影もありません。本人も自身を客観視した結果、日本での活動を一旦セーブし、巨大市場の中国に目を向けたということでしょう」(芸能プロ関係者)

小島の挑戦は応援したいところだが、いち個人ではどうにもできない問題がある。現在の日本と中国の関係だ。

8月2日には、ペロシ米下院議長が台湾を訪問。これに猛反発した中国人民解放軍が台湾周辺で4日から大規模な「重要軍事演習行動」を行った。

「現在の日中関係は冷え切っています。日本は軍事演習を行った中国に懸念を表明しましたが、その報復で林芳正外務大臣と王毅外相の会談はキャンセルになりました。中国は台湾に対する制裁、報復措置を強化していますが、いずれは日本にも飛び火するとみられています」(全国紙記者)

芸能人も封殺の対象だ。現在、中国版ツイッター『ウェイボー』では、中国で活躍する台湾出身芸能人や香港出身の芸能人たちに政治的立場を明らかにするよう求める動きが活発化している。中国メディアやSNSで

「1つの中国原則を表明しない台湾や香港のタレントは中国での活動を一切認めるべきではない」

という声が高まり、中国で活動する台湾、香港系の芸能人の中には「中国は1つしかない」という言葉をウェイボーに投稿する者が続出している。

他方で、政治問題とは距離を置くためSNSの更新をやめたり「中国は1つしかない」という言葉を投稿しなかった台湾芸能人にはネット上で批判が殺到。台湾出身の女性3人組アイドルグループ『S.H.E』のメンバー・田馥甄(ヒビ・ティエン)や台湾の人気男性アイドルグループ『飛輪海』のメンバーの炎亜綸(イェン・ヤールン)は、1つの中国を支持しなかったため、炎上している。

こうした流れは、小島にとっても人ごとではない。中国の大学に留学するということは、近い将来向こうで芸能活動を行いたいからに他ならない。

「そうなれば、必ず小島さんは“踏み絵”を迫られることになる。日本と違い『わからない』『そういうのはちょっと…』という言い訳は通用しない。頭が痛いのは、仮にそこで“1つの中国”を認めた場合、今度は日本のネット民からレッテル貼りをされてしまうこと。

日本での活動に支障をきたす可能性がある。日本を取るか、中国を取るか。究極の二択に答えなければならない」(中国事情に詳しいライター)

日中関係が悪化するなか、海を渡る小島。大きなリスクを背負いながらの挑戦になりそうだ。

 

  • PHOTO原 一平

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