9月に留学報道の小島瑠璃子 「夏には反スパイ法改悪…」で中国当局が〝政治的利用〟の危険性 | FRIDAYデジタル

9月に留学報道の小島瑠璃子 「夏には反スパイ法改悪…」で中国当局が〝政治的利用〟の危険性

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9月から中国に留学することが報じられた小島瑠璃子だが…(’19年)
9月から中国に留学することが報じられた小島瑠璃子だが…(’19年)

タレントの小島瑠璃子が‘23年9月から上海市の名門大学に留学すると、4月8日『週刊女性PRIME』が報じた。小島はインスタグラムもツイッターも長期間更新しておらず、まだ言及はしていない。

小島は中国の大学に留学すること自体は公表していたが、新型コロナの影響や中国の国際情勢を考慮して留学は頓挫していた。それが一転、中国行きが決定したとすれば、9月には安全性が担保できると判断したのだろうか。

「中国は〝ゼロ・コロナ政策〟が国民から猛反発を受け、習近平政権は世論に押されて緩和しました。旅行も行けるようになり中国人の〝爆買い〟も日本で再び目にするようになりました。

しかし台湾問題を含め日中関係は悪化の一途をたどっている。尖閣諸島周辺の領海侵犯だけでなく、近年では毎日のように中国の無人機が日本の領空侵犯をしている。かなり挑発的な行動を繰り返していますね」(全国紙記者)

政府間の安全保障上の問題だけでなく、不安を覚えるのが邦人の拘束問題だ。

北京で3月、製薬大手アステラス製薬の男性日本人社員が身柄を拘束された。中国外務省はこの邦人について

「スパイ活動に従事した疑いがあるため」

と拘束を認める発表をしたが、どんなスパイ活動だったのか内容について詳細は不明だ。

習近平氏がトップに立って間もない’14年11月に「反スパイ法」が施行された。最高刑は死刑である。そして昨年12月、中国では反スパイ法の改正案が発表され、今夏にも可決される。

これまでのスパイ行為の定義を〝より拡大〟し逮捕者への罰則などが強化されるのだ。9月に留学する小島にとって不安を覚えるタイミングだ。

「’15年以降、邦人は17人が拘束されています。例えば地質調査会社の従業員は、温泉開発のために調査していただけで国家機密を盗んだとされた。他にも中国高官と会食していて〝違法な情報をやりとりした〟と判断された人もいます。

正式な逮捕手続きなどなくても、カーテンなしの部屋に長期間閉じ込められることも。共産党独裁政権下では拘束する理由などどうでもよく、日本との政治的交渉のため人質に取られたり、単純に嫌がらせとして拘束されたりする。アメリカ人はもっとひどく200人以上が拘束されているといわれている。日中関係の悪化が進めば〝スパイ扱い〟され今後もどんどん拘束される可能性は高い」(元通信社記者)

小島が留学する大学は偏差値が国内トップ5に入るほどの名門と報じられている。すでに中国語も流暢だ。

これまで中国で人気が出た酒井法子や蒼井そらなどのタレントから一歩進んで、日中の政治的な架け橋になる可能性はないのだろうか。

「中国当局の検閲はすさまじい。電話、メール、インターネットすべて監視されていると思っておいたほうがいい。小島さんはそれほどの名門大学に留学するのであれば、多岐にわたって色んな資料などに目を通すでしょう。勉強や調査している内容に言いがかりをつけられ〝危険人物〟にでっちあげられる可能性もありますよ」(同・元通信社記者)

ともかく、平穏無事に留学生活を過ごせることを願いたい……。

  • PHOTO島 颯太

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