違法薬物で４度逮捕も保釈…田中聖被告「首に残るタトゥー」写真

２ヵ月ぶりに保釈された男は、黒いスーツに黒いネクタイという姿で報道陣の前に現れた。頭を深々と下げること10秒ほど。何も語らず迎えの車に乗り込んだ――。

９月２日昼前、元「ＫＡＴ－ＴＵＮ」のメンバー田中聖被告（36）が勾留されていた千葉県柏署から出てきた。田中被告は２度保釈請求を行ってきたが、千葉地検が不服を申し立てる準抗告を行い棄却。３度目の請求でようやく認められ、保釈金600万円を払った。田中容疑者は、これまでに異様薬物で４度逮捕されている。

「田中被告が、大麻取締法違反で最初に逮捕されたのは17年５月です。嫌疑不十分で不起訴処分になりましたが、今年２月には名古屋市内のビジネスホテルで覚醒剤約0.164グラムを所持していたことが発覚。２度目の逮捕となりました。

３月に保釈されると、田中被告は自身のユーチューブで『どんな理由があろうとも、してはいけないことをしてしまったという事実は決して許されるべきではありません』と反省した様子を見せた。『きちんと背負って償っていきます』と殊勝に語っていました」（スポーツ紙芸能担当記者）

判決からわずか９日後に……

公判でも「家族や応援してくる人たちのために今後一切（違法薬物には）関与しません」と謝罪した田中被告。６月20日には、２度目の逮捕としては比較的軽い懲役１年８ヵ月、執行猶予３年の判決を受ける。しかし……。

「判決から、わずか９日後の６月29日に実家近くのＪＲ柏駅近くで現行犯逮捕されたんです。巡回中のパトカーが、全身黒ずくめで麦わら帽子をかぶり挙動不審な田中被告を発見します。『名前を教えてください』と聞いても答えません。身分証明書の提示要求も拒否。

目も合わせず逃げるようなそぶりを見せたため、警察は捜索令状を取り所持品検査を行います。すると田中被告のはいていた黒いズボンと身体の間から、６㎝×４㎝ほどのビニール袋が出てきた。中に入っていたのは白い粉末の覚醒剤です。その後、７月には覚醒剤使用の疑いで４度目の逮捕となりました」（全国紙社会部記者）

田中被告は警察の調べに対し、覚醒剤使用の事実を認め動機について「将来の不安を紛らわせるためだった」と語っていたという。

『ＦＲＩＤＡＹ』は、田中被告の理解に苦しむ言動をたびたび報じてきた。知人女性へ隠語を交え違法薬物をせがんだＬＩＮＥ、自身の経営する東京・西麻布のバーでナイフを振り回し客に発した「テメー！　殺すぞ」という奇声……。田中被告は、支援者や親族の思いを再三にわたり裏切ってきた。保釈された田中被告の首には、いまだにタトゥーが残っているーー。

初公判は、９月22日に千葉地裁松戸支部で午前11時から予定されている。