元KAT-TUN田中聖 この期に及んで供述を変えた「真の狙い」 | FRIDAYデジタル

元KAT-TUN田中聖 この期に及んで供述を変えた「真の狙い」

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判決からわずか9日後に逮捕された元KAT-TUNの田中聖。現在は裁判中だが…
判決からわずか9日後に逮捕された元KAT-TUNの田中聖。現在は裁判中だが…

なりふり構わぬようだ…。

覚醒剤取締法違反(使用、所持)の罪に問われた『KAT-TUN』の元メンバー・田中聖被告の第2回公判が10月27日、千葉地裁松戸支部で開かれた。田中被告は黒髪、眼鏡、黒スーツ、黒マスク姿で出廷。法廷では贖罪の気持ちも述べたが、薬物の入手経路をめぐっては供述を翻意し、検察側と全面対立を招く事態となった。

田中被告は今年1月、名古屋のホテルで覚醒剤を所持していたとして1度目の逮捕。3月に保釈され6月に執行猶予判決を受けた。ところが、判決のわずか9日後、千葉・柏市で再び覚醒剤を所持していたとして現行犯逮捕された。

田中被告は警察の取り調べで、所持していた覚醒剤は6月に密売人から購入したと供述していたが、この日の法廷では

「2月に入手した。自宅のウォークインクローゼットにある箱の中に入れていた。押収されずに残っていた」

と翻意。供述を変えた理由について

「とにかく焦っていた。家族に迷惑がかかると思って嘘をついてしまった」

と主張した。同被告によると、その箱はすでに処分してしまい、手元にはないという。

前回逮捕後の2月、田中被告は捜査員数名による家宅捜索を受けた。検察側から

「(警察が家宅捜索で)見つけられなかったと思っているのか?」

と聞かれた田中被告は

「はい!」

と即答。

「(家宅捜索時に)あらかじめ場所を申告しなかったのはなぜか?」

という追及にも

「箱の存在を忘れていました。記憶から消えていました」

と主張した。田中被告がここにきて主張を変えたのはナゼなのか? 法曹関係者が解説する。

「当初の供述だと、判決直後すぐに密売人を通じて覚醒剤を入手したことになり、薬物依存脱却の本気度に疑問符がつく。それなら…と、ずっと家に隠し持っていたブツを使用したことにして、少なくとも外部からの誘惑はシャットアウトしていたとアピールしたのだろう。

最近の薬物事犯は更生プランの具体性、周囲のサポート体制を重視する傾向にある。猶予期間中の再犯で実刑は免れないが、刑期を1日でも短くしたいのだろう」

ただし、これで裁判官の心証が良くなるかと言えばビミョーだ。実際に“箱”があったと仮定して、薬物の入手先という根幹部分を「忘れていました」というのは説得力に欠ける。また、田中被告のストーリーに則れば、警察は隠し場所にあった箱を

「発見できず、押収できなかった」

ということになり、当局を刺激することは間違いない。

「この手の供述翻意は薬物事件でたまにあります。以前、歌手のASKAさんが尿検査の尿をペットボトルのお茶とすり替えたと主張したことがありましたが、あれもASKAさんオリジナルではなく、過去の薬物事犯で使われた常套句でした。

今回の田中さんの『実は別の場所に隠していた』という話もそう。検察側からすれば、想定はしていたと思います。その上で『反省していない』と、これまで以上に厳しい態度で公判に臨むことになると思います」(全国紙社会部記者)

田中被告は1回目の逮捕で下った執行猶予判決を不服として、控訴した。これも量刑を減らすための“テクニック”と言われている。

「一連の動きからして、田中被告はよほど刑務所に入りたくないのでしょう。もしくは入ったとしても、短い“お勤め”で終わらせたい。田中被告のような有名人は刑務所で目立ちますし、ほかの受刑者からちょっかいを出されることもしばしば。

服役経験のあるゴマキの弟・後藤祐樹さんも刑務所内ではイジメにあったと言います。華々しい世界からの転落を田中被告が恐れるのも無理はないかもしれません」(スポーツ紙記者)

田中被告の次回公判は11月29日で、結審予定。年内にも判決が出るというが、果たして――。

 

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