「耳そろえて払え」…恐喝で逮捕の田中聖「舌出しタトゥー」写真
〈1秒でも早く10万耳そろえてキッチリ払え〉
『KAT-TUN』の元メンバー田中聖被告(37)は、京都市内に住む30代の知人女性にLINEを送りこう脅していたという。
公判直後の逮捕劇だった。11月29日、千葉地裁松戸支部では覚醒剤取締法違反(使用、所持)の罪に問われている田中被告の裁判が行われていた。黒いスーツにメガネ姿で出廷した田中被告。覚醒剤で3度目の逮捕となり、担当弁護士が異例の問いかけをする。
「もう彼とはつき合いも長い。聖、オマエやれんのか?」
田中被告は「やれます」と宣言。「薬物をやめることを浅はかに考えていました。これからは自分自身にしっかり向き合っていきたい」とも供述していた。ところが……。
「シャブだよ」
「閉廷後、田中被告は入院している千葉県内の医療施設で京都府警の署員に身柄を拘束されます。そのまま東京駅から新幹線で京都へ。逮捕容疑は、知人女性Aさんを恐喝した疑いです。
昨年6月、田中被告はAさんから紹介されライブに出演したとか。しかし出演料が未払いだと因縁をつけ、LINEで〈キッチリ払え〉〈どこまでなめてんだ〉などメッセージを送り脅したそうです。
Aさんは田中被告へ1万円を振り込んだ。警察の調べに対し、田中被告は『今は何も言えません。弁護士と相談してから考えます』と認否を保留しています」(全国紙社会部記者)
『FRIDAY』は、たびたび田中被告の異様な言動を報じてきた。自身のインスタグラムにアップした全身タトゥー写真、経営する店内で撮られた目をむいて舌を出す画像、隠語を交えた知人女性への薬物依頼LINE……。関係者の次のような証言も掲載している(17年6月16日号)。
〈ヤクの売人のような男が店にやってきて、田中に何かを渡していた。『それなに?』って聞いたら『シャブだよ』って言っていました。いつも小さな2cmほどの円錐状のカプセルに、覚醒剤と思われる白い粉を入れていました。明らかにキマッているような時も度々ありましたよ。
店で上半身ハダカになって、ナイフを振り回して暴れたりしたこともあった。お客さんにナイフを向けて、『テメー! 殺すぞ!』と奇声を発していました。暴れる、物を壊すということは日常茶飯事でしたね〉
覚醒剤取締法違反で最初に逮捕(今年2月に名古屋市内のビジネスホテルで0.164gを所持)された事件の裁判中に、裁判長の平城文啓氏は次のように不安を吐露していた。
「違法行為に対する抵抗感がさほどあったと思われない。(薬物を)簡単に断ち切れるかどうか不安がないわけではない」
11月29日で結審予定だった公判は、恐喝容疑による再逮捕で今後のスケジュールが未定に。12月13日に行われる予定だった判決公判も取り消しとなった。
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撮影:蓮尾真司