600万円で異例の保釈…田中聖被告「予想される意外な判決」 | FRIDAYデジタル

600万円で異例の保釈…田中聖被告「予想される意外な判決」

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9月2日に600万円で保釈された田中聖被告。9月22日から公判が始まる
9月2日に600万円で保釈された田中聖被告。9月22日から公判が始まる

元「KAT-TUN」のメンバー田中聖被告(36)の保釈が、波紋を呼んでいる。9月2日に、勾留されていた千葉県警柏署から姿を現すと10秒ほど頭を下げて謝罪。3度目の請求で、ようやく認められた保釈だった。

「田中被告は今年2月、名古屋市内のビジネスホテルで覚醒剤約0.164グラムを所持していたことが発覚し逮捕されています。公判では『家族や応援してくれる人たちのために今後一切(違法薬物には)関与しません』と謝罪。6月20日に、比較的軽い懲役1年8ヵ月、執行猶予3年の判決を受けました。

ところが、直後の6月29日にJR柏駅前で覚醒剤を所持していたとして、パトロール中の警察官に現行犯逮捕されたんです。反省の弁を口にしていた判決から、わずか9日後……。誠意がまったく感じられない行動で、さすがに裁判所も保釈を認めないだろうと思われていました」(全国紙社会部記者)

3度目の請求で保釈が認められたワケ

なぜ、3度目の請求で異例の保釈が認められたのだろうか。

「それまで2度の請求は、千葉地検が不服を申し立てる準抗告を行い棄却されていました。しかし田中被告は、『勾留されていては治療ができない』という趣旨の訴えをしていたそうです。そのため、薬物治療のために入院することを条件に保釈が認められたとか。警察を出た田中被告は、柏市内の実家ではなく千葉県内の専門病院に向かったといわれています」(同前)

『FRIDAY』は、田中被告の理解に苦しむ言動をたびたび報じてきた。知人女性へ隠語を交え違法薬物をせがんだLINE、自身の経営する東京・西麻布のバーでナイフを振り回し客に発した「テメー! 殺すぞ」という奇声……。支援者や親族の思いも、再三にわたり裏切っている。保釈された田中被告の首には、いまだにタトゥーが残っていた。

6月29日に逮捕された事件についての公判は、9月22日から千葉地裁松戸支部で始まる。田中被告には、どんな判決が下るのだろうか。事件に詳しい、弁護士の加藤博太郎氏が解説する。

「覚醒剤に関しては、2度目の逮捕ということで執行猶予はつかないでしょう。軽い判決となれば、世論の反発を招きかねません。おそらく懲役1年6ヵ月か、前回の公判で提示された1年8ヵ月の実刑判決になると思います。

保釈金は600万円だったとか。保釈金の相場は150万円ほどです。異例とも言うべき高さでしょう。裁判所は、実刑判決を念頭に置いた田中被告の逃亡や証拠隠滅の可能性も考慮し600万円という保釈金を設定したのだと思います」

反省の言葉とは裏腹に、同じ過ちを繰り返した田中被告。裁判所の下す判断か注目される。

  • 撮影蓮尾真司

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