断髪式で収入5000万超も…元白鵬「銀座部屋」計画が停滞のワケ | FRIDAYデジタル

断髪式で収入5000万超も…元白鵬「銀座部屋」計画が停滞のワケ

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オンライン会見で来年1月の引退相撲開催を発表した白鵬(画像:時事通信社)
オンライン会見で来年1月の引退相撲開催を発表した白鵬(画像:時事通信社)

昨年9月場所で現役を退いてから1年……。新型コロナウイルスの影響で未定だった、元横綱・白鵬(37、宮城野親方)が断髪式を行う引退相撲の開催日がようやく決まった。来年1月28日、両国国技館(東京都墨田区)で「白鵬引退宮城野襲名披露大相撲」が開かれるのだ。

「ファンの方が見て『まだ、やれるんじゃないか』と思ってくれるような身体で臨みたい」

9月5日にオンライン会見を開いた白鵬は、引退相撲への意気込みをこう語った。白鵬によると引退してから体重が10kg近く減った身体を、9月に入ってから鍛え直し始めたとか。稽古の基本から、取り組んでいるという。

白鵬は歴代最多の幕内45度の優勝を果たし、通算1187勝をあげた角界史に残る大横綱だ。サプライズイベントが行われ、引退相撲はレジェンドらしく盛大に開かれるのだろうか。一部では有名アーティストのミニライブが行われ、朝青龍や日馬富士などモンゴルの同胞力士が太刀持ちをするのではないかという報道もある。

「白鵬本人は、オーソドックスな引退式を想定しているようですよ。詳細は未定ですが、特別なイベントは考えていないようです」(宮城野部屋関係者)

実入りは本人へ

親方衆が引退相撲を開催する理由の一つは、多額の収入を見込めることだ。

「結婚式や昇進パーティの収入は、基本的に部屋のものです。一方、引退相撲の実入りは親方本人に入ります。現役時代の番付にもよりますが、通常は300人から400人の客が招待される。一人10万円を包めば4000万円ほど。白鵬ほどの大物なら招待客も多いでしょうから、ゆうに5000万円を超えるはずです。会場の国技館の貸出料も格安なので、大きな収入になります」(相撲協会関係者)

宮城野部屋が8月から間借りしているのは、元関脇・高見山の東関部屋があった建物だ。白鵬は、いずれ新しい部屋を作る計画を持っている。周囲には、こう話しているという。

「夢は銀座か日本橋に部屋を持つこと。ガラス張りにして稽古をファンに見てもらうんだ。銀座は外国人観光客も多いから、相撲という日本文化へ直に触れてもらえるだろう」

引退相撲で得られる莫大な収入は、白鵬の「銀座部屋新設」計画を大きく前進させるのだろうか。

「難しいでしょう。白鵬は宮城野親方になる前、間垣親方を名乗っていました。コロナによる外出自粛要請時に風俗店に通うなどの不祥事を起こした元前頭・時津海から、間垣株を譲りうけたんです。しかし、白鵬は間垣株への対価を払っていないといわれます。親方株の相場は1億円から2億円ほど。引退相撲での収入が大きくても間垣株の対価に当てなければならず、新しい部屋をつくるほどの余裕はないようです。

白鵬自身も『今はおカネがないからね。(部屋新設は)何年後になるかわからない』と話しています。場所の選定も難航しているようです。計画は、そう簡単に進みそうにありません」(前出・部屋関係者)

夢の実現はいつになるのか……。引退相撲の開催日は決まっても、銀座に部屋新設のメドは立っていない。

  • 写真時事通信社

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