ひろゆきVS米山隆一 安倍氏の国葬を巡り「子供のケンカ」状態

《国葬に税金を使うのが良くないなら、税金から出てる給料で援助交際をしてた米山さんは良くないですよね》

匿名掲示板『２ちゃんねる』の元管理人“ひろゆき”こと西村博之氏が、衆議院議員で元新潟県知事の米山隆一氏とツイッター上でバトルとなった。

きっかけとなったのは、安倍元首相の国葬をめぐるツイートだった。９月10日にひろゆき氏が

《「国葬に反対だけど、葬式は静かに見守る」という大人の対応をすべきかと。安倍氏の国葬に反対という意思表示は表現の自由で守られるべきですが、葬式で集まって騒ぐのは不道徳》

と投稿した。すると米山氏は

《①個人のお葬式における感覚を、国葬儀（State Funeral）に適用するのはおかしいと言うことです。②まあこの方の道徳は道徳で勝手ですが、他人に押し付けることでは有りません。③いつからこの方、道徳の先生になったんでしたっけ？》

とひろゆき氏のツイートに返信する形で攻撃を開始。これに対しひろゆき氏は

《援助交際やってる人が「道徳を押し付けるな」とかいうのが片腹痛すぎてしまって、すいません》（原文ママ）

とやり返した。

米山氏は’18年に出会い系サイトで知り合った女性との金銭をともなう関係を認め、新潟県知事を辞任した過去がある。しかし米山氏はこのひろゆき氏の反撃に

《いくらでも片腹痛めてください。あなたが「国葬」については何も反論できないことはよく分かりましたから》

と返信し大人の対応をみせた。しかし、ひろゆき氏は再び、

《国葬に税金を使うのが良くないなら、税金から出てる給料で援助交際をしてた米山さんは良くないですよね。主張に一貫性がない人が、道徳まで語りだしたので頭がおかしくなったのかと思って笑ってしまいました。すいません》（原文ママ）

と”追撃”したのだ。

「ひろゆき氏は“論破王”と称されることがありますが、相手を打ち負かすためであれば論点をずらし、相手の過去などを引っ張り出してでも絶対にやっつけようとするというケースも見受けられる。さすがに米山氏の過去のスキャンダルまで引っ張り出すのは大人げない対応と言われても仕方ない。

米山氏は知事を辞任し社会的責任を取った上で、’21年に比例代表ではなく、新潟の小選挙区で当選して衆院議員になっている。民意を問うた上で再起したので、ひろゆき氏は過去の件を別にして、国葬についての議論をしっかりすべきだったような気がします。これでは、子供のケンカレベルですよ」（ワイドショー関係者）

報道各社の世論調査では、国葬に関し軒並み反対が賛成を上回っている。若者に絶大な支持を誇るひろゆき氏の意見により、果たして風向きは変わるのだろうか…。