ガーシー氏「キンプリ知ってた」後出し感にファンから落胆の声も
「少し勢いがなくなったからか、業界内で気に留める人が減った気がします」(芸能プロ関係者)
とは、ガーシー参議院議員のことだ。
滝沢秀明氏のジャニーズ事務所退所に引き続き、『King & Prince』のメンバーである平野紫耀、岸優太、神宮司勇太の3人が’23年5月22日をもってグループを脱退。平野と神宮寺は同時に事務所を退所し、岸も同年秋には退所すると発表され、業界が騒然となった。
世間のざわつきがまだ収まらない中で、各メディアは退所の理由や背景について報じている。報道を見る限り、電撃発表ではあったが、タッキーもキンプリもだいぶ前から事務所との話し合いを進めていたようなのだ。だが噂さえ流れることはなかった。
スポーツ紙の記者やジャニーズと仲がいい芸能レポーターたちも
「驚いた」
と口を揃えていたことから、マスコミや業界関係者の中にも直前まで知っている人はいなかったようだ。
ところが、ガーシー議員は知っていたという。
流石だと言いたいところだが…。
キンプリ脱退・退所発表があった2日後の11月6日、自身のツイキャスライブを配信。ユーザーからの質問に答えて、
「キンプリの話は今日の夜10時に、日本時間のね、生配信やるんで。ハワイにいようがLAにいようが生配信はちゃんとやりますよ」
と予告。
「楽しみにしててください。キンプリのことも話そうと思ってます。キンプリのことすごいDMくんねん。正直俺は解散すんの知ってました。その辺の話も含めてしようと思ってます」
と語った。そしてさらに
「まあ、ジャニーズね、強大すぎるリーダーを失うと、やっぱり会社も国も路頭に迷い出すよね」
と、ジャニーズ事務所の現状を論じたかと思えば、
「今、日本もそうやんか。岸田というポンコツが舵を握ってから、めちゃめちゃやん、日本は。車の走行距離に税金かけるって頭悪いんちゃうか~」
と現政権を批判。一応政治家らしさを見せることも忘れていなかった。
ただ、これにはガーシーを絶賛するより、
《知っていたなら、なんで先にバラさないの》
《後出しジャンケン?》
という声が多く見られたのも事実だ。
そして12日には再び、
「1個、入ってきてる情報があって。もう一組抜けるんじゃないかと。ジャニーズは引き止めてる状況やと思うけど、それをちょっと探っています」
とツイキャスライブで語っていたが、それも2日ほど前に女性誌のニュースサイトが書いていたことではある。
「何か電撃発表があった後でやはり週刊誌が“情報を掴んでいた”という内容の記事を載せることは多々あります。しかしそこには発表されたこと以外の新情報や裏事情が書かれているのが普通です」(女性誌記者)
8月に立ち上げた有料チャンネル『GASYLE(ガシる)』は
《芸能界や経済界、政界における有名人の不祥事を暴露する》
ことをコンテンツにしているが、これまで同チャンネルで暴露された有名人や政治家はほとんど話題になっていない。その後、何か大きな暴露があった様子もなく、選挙公約に挙げていた47個の暴露も、現状は滞っている。
ガーシーにもう一度、芸能界、いや世間を震撼させてもらいたいというファンはまだいるはずだが…。
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