わずか1万円を…元KAT―TUN田中聖容疑者「女性恐喝事件」に警察は余罪追及の構えでファン幻滅
薬物事件の公判中に知人女性への恐喝容疑で逮捕された『KAT-TUN』元メンバーの田中聖容疑者が、12月2日夜に釈放された。
同容疑者は京都市に住む知人女性に紹介され、ライブハウスでのライブに出演。その後出演料が支払われなかったことに腹を立てて昨年6月、同女性にLINEで
「どこまでなめてんだおまえコラくそが」
「1秒でも早く10万を耳揃えてきっちり払え」
などとスゴんで支払いを迫り、1万円を振り込ませた疑いが持たれている。
田中容疑者が知人女性に送った“脅迫LINE”は計8回。残り9万円の支払いも要求し
「裏も動く案件だ」
と、暴力団の存在をチラつかせていたという。
「田中容疑者は覚醒剤取締法違反(使用、所持)の罪で先月29日に千葉地裁松戸支部であった公判に出廷。検察側が求刑して結審予定だったが、別件で追起訴予定があるとして求刑せず審理を終了。
これが恐喝事件だった。その日のうちに田中容疑者は再び逮捕され、京都に移送されるなど、慌ただしい1日になりました」
とは取材したワイドショー関係者。当初認否を明らかにしていなかった同容疑者だが、その後おおむね容疑を認めているという。田中容疑者は釈放され、今後は任意で捜査が進められる。
かつてのトップアイドルによる絵に描いたような転落劇。罪状もさることながら、往年のファンをガッカリさせたのが、恐喝対象が女性だったことだ。
ネット上でも
《女性相手というのが最低》
《女性ファンあっての存在であることを忘れたのか》
など厳しい声が寄せられている。スポーツ紙記者の話。
「田中さんと実際に仕事で会った人はみな『好青年』と口を揃えます。世間ではヤンチャなイメージですが、実際は平身低頭で礼儀正しい。
しかしそれは公衆の面前だったり、仕事関係の時。プライベートでの女性の扱いは、およそ褒められたものではありません」
同容疑者をめぐっては、一部週刊誌で知人女性との“ラブホ報道”も飛び出した。写真週刊誌『FLASH』ではホテルの支払いなどはすべて女性が済ませていたと報じている。
「女性の善意かもしれませんが、そこは男が払っても…とは思いましたね。かつてはKAT-TUNの中心メンバーだっただけに、残念ですね」(同・スポーツ紙記者)
田中容疑者は’13年にジャニーズ事務所から“度重なるルール違反行為があった”として専属契約を解除された。その中身については、事務所に無断で店を経営していたことや、別名義でのアーティスト活動など、当時は様ざまな憶測が流れた。
「1つや2つではない。発表の通り『度重なるルール違反』があった。その中には表に出ていない女性トラブルも含まれると聞いている。
原因は田中容疑者が女性をぞんざいに扱ったことで生じたものだとも聞いた。事務所として“手に負えない”という結論に達したようだ」(芸能プロ関係者)
京都府警は1日、千葉市内の田中容疑者の自宅を捜索し、携帯電話や通帳などを押収した。全国紙社会部記者によると
「警察はほかにも女性相手の恐喝があったのではないか、と捜査を進めています。携帯電話の記録と通帳の入金記録を照らし合わせた上で、田中容疑者を聴取していくそうです」
という。
家族思いで好青年――。ジャニーズ退所後、田中容疑者のことを信じていた仕事仲間も多かった。それらすべてをブチ壊した薬物事件と恐喝事件。更生への道のりは長く険しい。